メルセデスはマクラーレンのテクニカルディレクターを務めたパディ・ロウの来季加入をまだ認めてはいない。
2月、マクラーレンはロウが契約が満了する今年末をもってチームを去ることを発表した。ロウはその後メルセデスに移籍するものと考えられている。
将来的にはロウは、メルセデスモータースポーツのボス、トト・ウォルフと並び、チームの要職に就くものと考えられているが、来年のチーム加入時のポジションは現在チームプリンシパルを務めるロス・ブラウンの去就によって決まると予想されている。
今のところブラウンは来年も残るかどうか決めていないものとみられている。今季マシンのパフォーマンスによって最終的に決断し、今季序盤にいい結果を出せれば今の職にとどまる可能性が高いと考えられている。
そういった不確かな状況であるため、メルセデスはロウのポジションを決めることができずにいる。
「完璧な状況ではなく、話し合いを行っている」とチームの現状についてウォルフは語った。
「ロスがチームプリンシパルであり、彼がレースチームを率いている。それは今後も変わらない」
「パディ・ロウが加入するかどうかというのはずっと先の問題で、今その話をしても意味がない」
マクラーレン側はロウはメルセデスに移籍すると公言しているが、メルセデス側はこれを認めてはいない。
ロウとサインしたという事実は認めるか、との質問に対してウォルフは、「彼が加入すると言うのはまだ早すぎる。プロセスは複雑なのだ」と答えた。
「話し合いが行われている。パディは優秀な人間であり、組織の中に人材をうまく組み込まなければならないということを、私も彼も承知している。そのため、まだプロセスは完了していない」
メルセデスF1チームの技術部門にはすでに、ジェフ・ウィリス、アルド・コスタ、ボブ・ベルなど、多数の有力メンバーがいる。