メルセデスは2日、2014年に向けて開発している新V6ターボエンジンのエンジンサウンドを公開した。
チームのYouTubeチャンネルで公開されたサウンドは、エンジンダイナモとシミュレーターを連動させた動画となっており、高速サーキットで知られるモンツァ・サーキットを想定したものになっている。
メルセデスのエンジンチーフを務めるアンディ・カウエルは、トラックを走る際のエンジン音は実際には異なると語っている。
「ベンチルームで録音することは非常にチャレンジングなことなんだ。ベンチルームから排気ガスを抽出し、ファクトリーから安全に排出する必要があるからね」とカウエル。
「これらのガスを抽出して、確実にろ過するためには多くのテクノロジーを擁し、自然にサウンドの一部が失われるんだ」
「それに、ベンチルームの壁はフラットだから、ノイズの跳ね返りがサウンドの鮮明度を減少させる。あくまでエンジンダイナモであり、レコーディングスタジオではないんだ」