TOCHIGI Le Beausse Motorsports
SUPER FJ
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久保凛太郎が鈴鹿に初遠征
またもスタート決めて、優勝飾る!
スーパーFJ鈴鹿選手権第4戦 鈴鹿サーキットフルコース(5.807km)
スーパーFJ鈴鹿シリーズ第4戦が、7月6日(土)~7日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで開催された。久保凛太郎にとって初めての遠征ではあるものの、もてぎ選手権のポイントリーダーとして挑むこともあって、周囲からの厳しいマークの下でのレースとなった。同時に適応力が試される、絶好の機会ともなっていた。
予選 7月6日(土)
天候/晴れ コース状況/ドライ
当初より予定にあったとはいえ、もてぎ選手権で2連勝を飾ってランキングのトップに立った久保にとって、まさに絶好のタイミングでの遠征となった。勢いは十分。しかし、経験という点ではハンデを負っている。何より挑むのは難攻不落とさえ評される、鈴鹿サーキットであるだけに、事前にテストは行っているとはいえ、苦戦は承知の上だった。とはいえ近年の鈴鹿選手権はベテランで壁となるドライバーは存在せず、上位陣のほとんどは久保と同世代のドライバー。レース経験という意味ではそう差はないものの、鈴鹿のレーシングスクール出身のドライバーも少なくないだけに、コースそのものの習熟度にはハンデを背負ってはいた。
それでも金曜、そして土曜日の午前中に行われた練習走行では順調に周回を重ねていた久保。まずは土曜日午後からの予選で、その能力が試された。もはや真夏かと思わせる、厳しい暑さの中でのタイムアタックは、いきなり2分16秒台に叩き込んだ後、15秒809、15秒750と順調にタイムを刻んでいく。しかし、その次の周には16秒822に留まったこともあり、1周をクールダウンに充てることとなる。その頃、すでにトップは15秒401を記録しており、いったんピットに戻って内圧調整を行っていた。ただし、再度アタックを試みるも、更新はならなかったため、久保にとっても状況は厳しいか……と思われた。ところがラスト2周のアタックで、まず15秒752をマークした後、15秒511へとタイムアップに成功。惜しくもトップにはコンマ1秒及ばなかったとはいえ、初めての鈴鹿での決勝レースには2番手、フロントローから挑むこととなった。
決勝 7月7日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
関東地方ではすでに梅雨明け宣言が出され、結果的には中部地方も月曜日には出されるのだが、この週末で出ていても良かったのでは…と思わせるほどの暑さの中で引き続き、日曜日の決勝レースが行われることとなった。先に行われた2レースいずれもセーフティカーが入ったのは、この暑さが少なからず影響していたはずだ。その一方で混乱ぶりを目の当たりにしていたせいで、スーパーFJは程よい緊張感が保たれることとなった。
ポールシッターがストール寸前のスタートを切ったのに対し、久保は絶妙のタイミングでクラッチミートに成功。1コーナーにイン側から飛び込んで、見事ホールショットに成功する。だが、食らいついて離れないのは過去2戦のウィナーたち。そのまま逃げさせてくれようはずがなかった。実際、3台がコンマ差で連なるトップ争いは6周目まで続くが、2番手が7周目に入って間もなくの1コーナーでラインを乱し、順位をひとつ落とすことに。この間にトップの久保はリードを1秒加え、逃げの構えに入る。
しかし、新たな2番手のペースは久保が7周目に出していたファステストラップを上回るほどで、残り2周で一気に差を詰めてきた。最後のシケインでは背後につけられるも、しっかりレコードラインをトレース。その結果、僅差ながら逃げ切りを果たし、鈴鹿での初優勝、そして自身にとって3連勝を飾ることとなった。
チーム監督 坪松唯夫
鈴鹿への遠征で久保はひと回り大きくなった。今週、久保は与えた課題を全て消化出来なかったが自分と向き合う姿勢に成長がみられたことが何より、勝利が自信になる。また、チームは底辺カテゴリーに参加し始めて25年になるがこのカテゴリーでの鈴鹿優勝は初となる。記念すべき日となったが、更に勝利を重ねたい。
Driver 久保凛太郎
ポールのドライバーは前回のレース、逃げ切りで勝ったと聞いていたので、スタートを決めて前に出ることを考えていました。スタートしてからは、着いたり離れたりをずっと繰り返していて、「厳しくはないけど、気は抜けないな」という感じのレースでした。後ろのバトルで少し差がついて、ホッとしたのもあったのですが、それ以上に自分の中で「逃げ切ろう」と切り替えた途端、ミスを連発して。逆に後ろから攻め寄られて、ミスの印象ばかり残るレースになってしまいました。しっかり走って、しっかり勝ちたかったので、そこが今後の課題となりました。
