TOCHIGI Le Beausset Motorsports
Super Formula
http://www.lebeausset-motorsports.com/
フリー走行、予選で明らかな進化を見せるも
決勝では突然の雨に抗えず、無念のリタイアを喫す。
スーパーフォーミュラ第3戦
7月12~13日
富士スピードウエイ
4.563km
『とちぎル・ボーセ モータースポーツ』が挑む国内最高峰カテゴリー、全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦が、富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、7月11~13日に開催された。
SF14にマシンを改められて迎える3戦目。一戦ごとデータを蓄積し、マシンは進化を示している。前回に引き続き、富士スピードウェイで行われることが、躍進を予感させる何よりもの要素。なお、前回レースは2レース制のスプリントレースだったのに対し、今回は通常の250km、55周で争われ、よりタフなレースとなる。
予選
7月12日(土)
天候/曇り
コース状況/ドライ
オフの富士テストが雪で中止になったこともあり、今回も金曜日に1時間の専有走行が行われ、ここで8番手につける。チームに活気がみなぎったのは言うまでもなく、公式セッションには躍進の予感を確信に変えて、全員が挑むこととなった。土曜日午前中のフリー走行においても好調さはキープされ、順位こそ11番手になったとはいえ、トップから1秒と遅れぬタイムを記録する。まずはQ2進出の目標が現実味を帯びてきた。
フリー走行までは白い雲も浮かんでいたが、上空には青空が広がってさわやかなムードを醸し出していたものの、予選を間近に控えた段階では灰色の雲に包まれ、もはや青空は見えなくなり、当然、路面温度はフリー走行より下がっていた。今回もQ1には、ニュータイヤ2セットを投入する。計測開始と同時にコースイン、アウトラップともう1周をウォームアップに充てて、最初のアタックラップで1分25秒842をマーク。次の周には25秒559にまで短縮し、さらなるタイムアップが期待されるが、コース脇にストップした車両があって赤旗が出されてしまい、この周に出した25秒559は記録として残されなかったばかりか、アタックを続けることはできず。
再開後は、残り少ない時間のなかで各車がコースイン、25秒676、25秒572、25秒237と更にタイムを刻むも、理想とするポジショニングを探しながらのタイムアタックとなることで、おしくもQ2進出まであと1000分の5秒となる15番となった。
決勝
7月13日(日)
天候/曇りのち雨
コース状況/ドライ~ウェット
日曜日早朝に行われたフリー走行では、燃料も満タンの状態で決勝レースを想定したセットに改め、それがしっかりマッチしていたこともあって、トップからコンマ1秒の差もない25秒656をマークし2番手につける。スタッフ全員が奮い立ち、迎える決勝での追い上げを期待させることとなった。
決勝前のウォームアップ走行ではドライコンディションが保たれたものの、インターバルには小雨が。決勝レースのスタート進行中は、それでも路面を濡らすまでにはいたらず迎えたスタートでは、出遅れてしまうも1コーナーであった混乱をうまくすり抜けたことで、ポジションキープとなる15番手からレースを開始。次の周に16番手となるが、少しも離れることなく続き、3台での14番手争いに展開していき、26秒台でしっかりタイムをまとめ、逆転の機会を待ち続ける。
そして、レースが間もなく折り返しを迎える28周目にピットイン。素早いタイヤ交換と給油作業でドライバーをアシストし、コースに復帰させると順位を12番手に浮上させる。そして、35周目の100Rで切れ味鋭く1台をパスし、シングルフィニッシュも見えてきた。
ところが、そんな矢先の43周目に雨が降り始め、それから2周後には全体のラップタイムが10秒も下がるほど、勢い良く雨が降り出しコースを濡らしてしまう。それも局地的に変化していたことが災いした。48周目に100Rを通過した直後、急激に強まった雨に足を取られてスピン。フロントを傷めて無念のリタイアを喫することとなってしまう。
しかし、今回のラップタイムがしめすパフォーマンスは、結果以上にチームの士気をさらに高めていた。次回のレースはホームコースのツインリンクもてぎが舞台であるだけに、今度こそ期待以上の成果を出すべく臨む。
チーム監督 坪松唯夫
金曜日のテスト走行から順調で、ドライバーもエンジニアが考えてきたセットに対応出来ていた。予選は路面に張り付いた他カテゴリーのタイヤゴムに惑わされ、Q2進出の望みを絶たれてしまい本来は居なくてはいけないポジションに着けられなかった。決勝日朝のフリー走行では、決勝を見据えたセッティングで燃料を搭載し周回を重ね、十分上位で戦える感触を得られたことでチームの士気も上がった。決勝はスタートから前車に閊えたことでペースが上げられなかったが、タイヤ交換後は追い上げが可能な状態になり、雨が降ってきたことで戦略的に自由度が増した瞬間、アクシデントが起きてしまった。今回は全体的にスピードがあったにも係らず、結果が残せなかったことが悔しくてならない。
Driver 嵯峨宏紀
フリー走行では今まで以上の手応えを感じてはいましたが、予選では大きく変わった路面コンディションに対応しきれず、本来のパフォーマンスを全て出し切る事が出来ず下位にとどまってしまいました。決勝ではスタートの出遅れから序盤はペースが上がらない集団を攻略出来ず苦戦してしまい、タイヤ交換後はペースが上がったものの、途中強まった雨の中100R立ち上がりでコントロールを失ってしまいました。ミスによって失ってしまったものは大きくチームに対して申し訳ないです。次戦茂木に向け今回の反省を活かせるようしっかりと対策をしていきます。
