2014年F1第15戦日本GPは4日、三重県の鈴鹿サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今シーズン8回目、通算12回目となるポールポジションを獲得した。ケータハムの小林可夢偉は21番手だった。

 ドライコンディションのもと、午後2時から行われた日本GPの予選は、ケータハムの小林可夢偉がファーストセッションのQ1で早々とノックアウトされたものの、上位勢は大きな波乱もなく勝ち進み、メルセデス、レッドブル、ウイリアムズ、フェラーリ、マクラーレンをドライブする10台がQ3に進出した。

 ポールポジションを争うQ3では、本命のメルセデス2台が異次元のバトルを展開。1回目の走行で1分32秒629というトップタイムを記録したロズベルグが、続く2回目のアタックでもセクター2とセクター3のベストタイムを塗り替える走りで自身のトップタイムを更新する。
 一方、逆転を狙ったポイントリーダーのルイス・ハミルトンは、ラストアタックのヘアピンでフロントタイヤをロックさせるミスを犯し、チーメメイトにコンマ2秒届かず。この結果、ロズベルグが2006年のデビュー以来、初となる鈴鹿でのポールシッターに輝いた。

 同じくチームメイト対決となった3番手争いはバルテッリ・ボッタスに軍配。2回目のアタックでベストタイムを塗り替えたボッタスに対し、暫定4番手のフェリペ・マッサはタイムを塗り替えることができなかず。5番手はフェラーリ離脱が噂されるフェルナンド・アロンソがつけ、以下ダニエル・リカルド、ケビン・マグヌッセン、ジェンソン・バトンと続いた。

 この日朝に、今シーズン限りでのレッドブル離脱を発表し、同チームで走る最後の鈴鹿となったセバスチャン・ベッテルは9番手。ただひとり、1回だけのタイム計測に懸けたキミ・ライコネンは10番手となった。

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