全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦ツインリンクもてぎで予選上位を獲得したドライバーが、今日の予選、そして明日の決勝に向けて語った。

●アンドレ・ロッテラー（PETRONAS TOM'S）：第1レース、第2レースともポールポジション
「今日はとてもいい1日でしたね。すべてのセッションでトップを獲ることができたし、やっとポールポジションも獲ることができました。それも2回も獲れて、最高の気分です。チームはとても頑張ってくれて、今日はセッティングはほとんど変えることなく走りました。Q1については、100%のポテンシャルが出せたわけではなかったけれど、ポールポジションを獲ることができました。Q2とQ3については完璧な走りができましたね。なかなかポールポジションが獲れない時期が続いていたけれど、すべてが噛み合うと獲れるということがわかりました。また、コースレコードが出せたことも良かったですね。今日、予選で2ポイントを獲ることができたのは良かったと思うけれど、決勝ではまずはいいスタートを切ることが重要だと思っています。スタートでトップを奪って、そのままポジションをキープするというのが重要だと思っていますが、レースでは何が起こるかわからないので、自分のベストを尽くして走りたいですね。タイトルについてはあまり考えずに、そのレースで優勝することだけを考えて走りたいと思っています」

●中嶋一貴（PETRONAS TOM'S）：第1レース3番手、第2レース2番手
「朝のフリー走行ではアンドレとJPが速い状況で、それを追いかけるような状況になりました。ニュータイヤを入れるまでは、と思って、セットアップを続けていきました。今日はトラフィックに引っかかることが多くて、そういう意味では少し難しいセッションになってしまいましたね。そんな中でも、納得のできる走りはできたと思いますが、今日はアンドレが速かったんだと思います。ただ、その差は少しずつ詰まってきているとは思いますし、捕まえられるところまで来ていると思うので、気持ちを切り替えて、決勝レースでは前に出られるように頑張りたいと思います。今回のレースは少しルールが違いますが、自分たちがやるべきことはシンプルだと思いますし、もてぎは抜きづらいコースですが、それだけにスタートが大事になってくると思います。天気もどうなるかわからないですが、自分のベストを尽くすだけです」

●塚越広大（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）：第1レース2番手、第2レース3番手
「今日は走り出しから決していい状況ではありませんでした。もてぎは地元のレースということでもあり、この最終戦では勝たなければならない状況だったのですが、エンジニアといろいろと相談しながら、準備をしてきたのですが、そのネタをフリー走行で全部投入して、セッション終了後に検証しました。それでいいと思われたものを投入して、予選に臨んだのですが、トップとの差は埋まらず、Q1では2番手になりましたが、Q3ではひとつポジションを落としてしまいました。チームとしてはベストを尽くしてくれたのですが、もてぎでこの差は大きいと思うので、正直悔しいと思っています。決勝レースについては、地元での最後のレースということもあり、たくさんの方々が応援に来てくれると思うので、ベストを尽くして、いいレースをして、結果として優勝できればいいと思っています」

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