全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3回合同テストにPETRONAS TOM'Sから参加した中嶋一貴は、前日のトヨタ・モータースポーツ・フェスティバルに続いてのフォーミュラ・ニッポン走行について「僕自身1年以上ぶりのレーシングカーのドライブでしたが、結果的にはそこそこ走ることができた。でもまだ足りないところがたくさんある」と初日を振り返った。

 2009年までウイリアムズからF1に参戦してきた一貴は、今回のフォーミュラ・ニッポンドライブまで「1年以上レーシングスピードで走ったことは無かった」状態だったという。しかし、37号車をドライブした一貴は午前の6番手、午後のセッションで3番手というタイムをマークし、初めてのフォーミュラ・ニッポンながら、ブランクを感じさせない走りを披露した。

「レーシングスピードでドライブするのは1年以上ぶりだったので、ちょっと安心しましたね(笑)」と一貴。

「まず午前中は僕自身の“ナラシ”から始まって、新しいパーツやセットアップの変更を試しました。最初は大嶋(和也)のセットで走り、その後アンドレ(ロッテラー)のセットも試したんですが、再び戻して、ニュータイヤの3種類のコンパウンドの比較をしました」とこの日のメニューを語った。

 初日ながら3番手というタイムについて一貴は「まあまあかな、と思いますけどね。トップでいけたら良かったですけど、自分の中でもそんなに簡単な世界ではないと思っていますし、(トップの)塚越もそうですけど、速いドライバーが揃っている。ただ3番手は初日にしては良かったですね」と評価。ただし続けて、「でも、これではダメ。もう少し上げていけたら」と2日目以降に向け語っていた。

 ただ、PETRONAS TOM'Sはかつて渡欧する前に全日本F3をともに戦っていたチームでもあり、「知っている人も多いですし、直接やったことはなくても東條(力エンジニア)さんもF3の頃から知っていますし、直接僕を担当してくださったエンジニアも初めてですけど、知っている人ですし空気も昔と同じ。リラックスしてできました」と一貴。

「僕も海外でいろいろ経験してきたこともあるので、余裕をもってテストを進められたと思います」

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