2014年F1第2戦マレーシアGPの公式予選Q1は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。順位結果は以下のとおり。
現地時間16時(日本時間17時)からの予選はセッション開始前に激しいスコールに見舞われたため、ファーストラウンドのQ1は50分も遅れてスタートすることになった。
全車が出走するQ1は18分。セカンドラウンドのQ2に進めるのは上位16台まで。気温は26度、路面温度は34度を記録。コースは依然ウエットコンディションながら、メルセデスをはじめ多くのマシンが浅溝のインターミディエイトタイヤを選択してスタート。マクラーレンの2台だけがフルウエットタイヤでコースインした。
セッションが始まるとピットレーンに列をなしていたマシンが一斉にコースインしていくが、ケータハムのマーカス・エリクソンがスタートできず。その後、フルウエットと出て行ったマクラーレンの2台もピットに呼び戻され、インターミディエイトにタイヤを交換した。
コース上では、メルセデスのニコ・ロズベルグが1分57秒台のタイムでいち早くトップに立ち、ルイス・ハミルトンが僅差で2番手。レッドブルのダニエル・リカルドが3番手で続くが、残り5分を前にフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがリカルドのタイムを更新。さらにその後、エネルギー貯蔵システムのトラブルを克服したセバスチャン・ベッテルがヒュルケンベルグを上回り3番手につけた。
セッション終盤も雨が降り続けるなか、多くのマシンは最後までコースに留まるが、残り1分を切ったところでコースに復帰していたエリクソンが縁石にのってコースアウト。ウォールに激しく跳ね返されたエリクソンのケータハムはコース上でストップ。エリクソンは無事だったが、セッションはこれで打ち切りとなった。
Q1敗退を喫したのは、マルシャとケータハムの4台とロータスのパストール・マルドナド、ザウバーのエイドリアン・スーティルとなった。