2013 SUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」(4/6-7)
岡山国際サーキット(1周3.703km)
4月7日(日)、シリーズ開幕戦となるSUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝が行われ、予選最後尾からスタートした石浦が駆るDENSO KOBELCO SC430は、期待に応える走りで次々と前走車をオーバーテイク。10周目には8位にまでポジションアップ。17周目にはまた1つポジションを上げ7位に浮上する驚異の追い上げを見せた。上位がピットインを始め4位になったところで42周を終えピットイン。脇阪に交代し7位で戦列に復帰した。48周目に6位となったが、その後思うようにペースが上がらず。懸命な順位キープのドライビングとなった脇阪であったが78周目に7位に。最終ラップでの6号車と接触もあって最終的に8位フィニッシュとなった。
ドライバーポイントでは3点を獲得、チームポイントでは6点を獲得した。次の第2戦は4月28日(日)・29日(月・祝)に富士スピードウェイで開催される。
公式練習
待ちに待った2013年シーズンが開幕する。昨季年間シリーズランキング3位を獲得したDENSO KOBELCO SC430は、今季タイヤをブリヂストンにスイッチ。事前のテストでは健在振りをアピールし、常に上位タイムを刻んでいる。2年目のコンビとなる脇阪寿一と石浦宏明の盤石なラインアップにかかる期待の大きさは、その走りと活躍に期待を寄せ開幕を楽しみに待つファンの熱烈な声援の大きさとともに日ごと増大している。過酷なシーズンの熱戦の火ぶたが切って落とされる開幕戦は、岡山県東部の山間部・美作市にある岡山国際サーキットが舞台。開幕戦はハンディウェイトが各車ともゼロ、公式予選は両ドライバーが1回ずつアタックするノックアウト方式(Q1とQ2)でグリッドが決まり、決勝は300kmでピットストップは1回となる。岡山はかつてF1も開催されたことがあるテクニカルコース。距離が短いながら各所にパッシングポイントがあり、ボディを擦り合わせながらの超接近戦が間近で見られる臨場感のあるサーキット。先日、今季参加車両が初めて一堂に会した岡山GTA公式テストで2日目に3番手タイムをマークするなど順調な仕上がりを見せているDENSO KOBELCO SC430。悲願のシリーズチャンピオン獲得に向けて勇往邁進、開幕戦から勢い良く勝利を目指している。
6日(土)午前の公式練習走行は近づく低気圧の影響で小雨。気温16度/路面温度16度のコンディションの中で、9時から始まった混走セッションの最初、ドライからウェットへと変化する中で、まずはドライタイヤの皮むきを数セット行った。その中で1分37秒075のタイム。その後、雨足は強くなりヘビーウェットへと変化。タイヤをウェットへと交換し、雨のセットの確認に移った。コース上は特に2コーナーから4コーナーまでいたるところで川ができ厳しいコンディション。赤旗中断をはさみながら石浦が積極的にセット調整を進めていった。雨足も強く、視界も悪化。ドクターヘリの飛行も危うい状態となった10分間のGT500クラス単独走行のセッションはキャンセルとなった。公式練習走行では24周を走行し、石浦の自己ベスト1分37秒075の11番手で終えた。
公式予選
■Q1:石浦が6番手タイムも不具合によりコースオフ。赤旗原因でタイム抹消に。
6日(土)上位8台枠を争うGT500クラスの公式予選Q1は、雨の状況とGT300クラスセッション中の赤旗中断により45分も遅れ、15時から開始。気温14度/路面温度15度のウェット路面の中で石浦がコースイン。少し弱くなったとはいえ土砂降りの雨の中、前との間隔を適切に取りながら雨中の全開アタックに入った。クルマの状態は良く、ラップごとにタイムを縮めていき、5周目に1分38秒950の6番手タイムをマークした。6周目に更に上位を狙って、タイトロープを渡るかのような雨中のフルアタックを続けた石浦であったが、1コーナー進入にてクルマの不具合により、まさかのコースオフ。グラベルベットにつかまってしまい、自力復帰はならず。結果、赤旗の原因となってしまい無念のタイム抹消。7日(日)14時スタートの決勝は最後尾からの追い上げを目指す。
決勝
■フリー走行
8日(日)決勝日朝のフリー走行開始時は、気温13度/路面温度19度。発達した低気圧の中心は過ぎたものの、雨が降ったり止んだりの不安定なコンディション。9時15分から始まった30分間のフリー走行開始時点ではまだ路面はウェット。最初に石浦がセットの確認のためウェットタイヤでコースイン。上位タイムを刻んで7周を走行して脇阪と交代。別のウェットタイヤを脇阪が確認しながら周回を重ねた。セッション終了間際、15周目からドライタイヤを2周ほど確認してチェッカーとなった。公式練習走行は17周を走行し脇阪のマークした1分31秒878の13番手タイムとなった。9時55分からのサーキットサファリではトータル14周を走行。バスが退去した後のフリー走行で、非公式ながらドライタイヤで脇阪が1分24秒757の3番手タイムで決勝への準備を整えた。その後の決勝前8分間のウォームアップ走行では石浦が1分24秒467のトップタイムをマークし確認を終えた。
■決勝スタート
第1スティント:石浦が驚異の追い上げで7位にポジションアップ
7日(日)14時決勝スタート時点は気温13度/路面温度23度で、冷たい風が吹くドライコンディション。安全のためにエキストラフォーメーションラップとなり1周後に正式スタート。予選最後尾からスタートした石浦が駆るDENSO KOBELCO SC430は、後方から虎視眈々と挽回の機会を狙っていった。7周目に12位に順位を上げた石浦は、さらに次々と前走車を攻略。8周目には19号車と緊急ピットインの36号車、9周目に24号車、10周目には32号車をオーバーテイクし、8位にまでポジションアップ。17周目には37号車を抜き、7位に浮上する驚異の追い上げを見せた。その後は6位の38号車を追いかける膠着した展開。上位がピットインを始め暫定4位になったところで、石浦も42周を終えピットインとなった。
第2スティント:ペースが上がらずも
7位で戦列に復帰した脇阪は直ぐに自己ペースを上げ48周目に6位となった。ペース良く走行していたが、雨が少しパラパラと振り始めた頃より、思うようにペースが上がらず。順位を守るべく懸命にドライビングを続けた脇阪。クルマの状況にドライビングを合わせながらの走行を強いられる戦況となった。後方から追い上げてきた12号車に一旦詰め寄られるが、再び引き離すマネージメントを見せ踏ん張った。だが、ついに78周目に12号車に先行を許し7位に。その後、最終ラップでの6号車との激しい攻防の中で接触スピン。最終的に8位フィニッシュとなった。
今季開幕戦は、ドライバーポイントでは3点を獲得、チームポイントでは6点を獲得した。次の第2戦は4月28日(日)・29日(月・祝)に富士スピードウェイで開催される。
脇阪寿一
「開幕戦から多くの皆様のご声援を頂き、ありがとうございました。決勝は石浦が頑張って順位を上げてきてくれて、スティント出だしは、まずまずな感じでしたが次第にペースが上がらず、色々と頑張ってみましたが何も変わらない状況で他車の追い上げを許してしまいました。次は昨年優勝した富士の500km。気持ちを切り替えて次戦に向かって進んでいき、ご声援頂いている皆様の期待に応える結果を出したいと思います」
石浦宏明
「予選でもトラブルが無ければクルマ的には良い感じで仕上がっていたので、決勝も速く走れて追い上げる自信がありました。最初はちょっと前に詰まってしまいましたが10周走るまでに7台も抜けたので早めに挽回できたかなと。そこから1台抜いて7位になってからは一進一退で膠着になりました。スティント終盤に争っている上位がピットインし、リアのグリップ感も落ちてきたので寿一さんに交代しました。順位が変わってしまったのは残念ですが、良い手応えを感じての開幕でした。次に向けて頑張っていきますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします」
大澤尚輔監督
「昨年から新しいタイヤと数名のメンバー変更で臨んだ開幕戦。不運なトラブルで予選はうまくいきませんでしたが、決勝では良い感じで追い上げが出来たこと。またピットワークもミス無く出来たことは、今季を戦っていく上では良い出だしでした。課題はありますが、まずは昨年開幕よりもフィニッシュ順位を上げたので、引き続きステップバイステップで目標に向けて、次戦以降も頑張っていきたいと思います。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします」
