4月11日〜12日に、お台場のNOP地区で開催された『モータースポーツジャパン 2015 フェスティバル イン お台場』。2日間合計で9万7188人の来場者があったが、会場で見つけたいろいろなネタをお届けしよう。

●まさかのトラブル。2台のSC430が登場
 今年もモータースポーツジャパンでは、ニッサン、レクサス、ホンダという3メーカーがGT500マシンをお台場に持ち込んだ。現行マシンとしてはホンダのドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTで、ニッサンは13年仕様MOTUL AUTECH GT-R、レクサスも同じく13年仕様のDENSO KOBELCO SC430を持ち込んでいた。

 その中で、DENSO KOBELCO SC430は1日目午前の同乗体験走行に登場。GT500マシンの助手席が体験できるという非常に貴重な機会となったのだが、会場はもともと駐車場ということもあり非常にバンピーで、さらにウエット路面となったことが災いして、DENSOは駆動系にトラブルを抱えてしまった。

 このトラブルにより残念ながら1日目のGT500の走行はホンダ、ニッサンの2台のみとなったが、レクサスはDENSOのトラブルの後、急遽2008年仕様のPETRONAS TOM'S SC430を走行可能な状態に整備し、お台場に運び込むことに。また、朝の同乗体験走行にはニュル24時間仕様のレクサスLFAが登場し、見事に“代役”が穴を埋めることになった。

 ちなみに、PETRONAS TOM'S SC430の登場により、今回の3メーカーのデモランは規定が異なる3種類の車両によるデモランになった。ここ7〜8年のスーパーGTの“歴史”が一堂に会した形となり、ある意味ファンにとってはラッキーだったかも!?

●あれっ!? 走っちゃった!
 2日間、走行エリアではさまざまなマシンがデモランを披露したが、その中で1日の“大トリ”を務めたのは、1992年に星野一義/長谷見昌弘/鈴木利男のドライブでデイトナ24時間を制したニッサンR91CPのエンジン始動だ。

 今季ニッサンはWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦し、ひさびさにル・マン24時間にワークス参戦することになるが、それに向けた“伝説のマシン”のエンジン始動がこのイベントの趣旨。1日目は優勝クルーのひとりである長谷見の手によりエンジンがかけられ、VRH35Zの乾いたエキゾーストがお台場にこだました。

 2日目のエンジン始動を担ったのは、同じく優勝トリオのひとりである星野。ところが、直前のインタビューの流れで、強大なパワーのため「直線でもホイールスピンする……」という話に。「ホイールスピンをみせたい」と星野が語りはじめると、おもむろにコクピットに乗り込み場内実況のピエール北川アナウンサー、春那美希さんもビックリしている状況の中で走りはじめてしまった。

 星野はコースをグルリとまわり、1000馬力と言われたパワーの片鱗を披露。さらにスピンターンまで行い、白煙モクモクの中でコクピットを降りると満面の笑みでサムアップ。かたわらで見守ったニスモのクルーも思わず苦笑いだったが、星野は「問題ない! タイヤだって買えばいいんだから(笑)」と笑顔。場内は“日本一速い男”のサービスに大盛り上がりとなった。

●やっぱりドリフトお好きなんですね。
 4月18日〜19日に、今回のモータースポーツジャパンと同じ場所で開催されるD1グランプリ第1戦。その開幕を控えこの2日間、川畑真人のGReddy 35RX Spec-D、時田雅義のGOODYEAR Racing ZEROCROWN、田中裕司の魂同組 with NICHIEI HADAKA SUPRAという3台のD1マシンが参加してデモランや同乗体験走行を行った(川畑は1日目のみ)。

 1日目、3台が登場し、ウエット路面ながら素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたが、その横で熱〜い視線を送るドライバーがふたり。直後のスーパーGTのデモランを担当する予定だった松田次生と小暮卓史のふたりだ。ここで数十枚ずっとシャッターを切っていたが、ずっとふたりの表情は笑顔だった。

 このふたり、長年のライバルでもあるが同世代で、同じくクルマやドリフトも大好き。スーパーGTのデモランの時間が近づき呼び出されると、「まだ見たい!」とばかりに後ろ髪引かれながらマシンに向かっていった。

●ホンダドライバー危機一髪
 ホンダブースでは、F1のマクラーレン・ホンダMP4-29H 1×1の展示やドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTの展示、二輪の展示もあり初日からかなり盛り上がりをみせていたが、そんな中でも多くの人だかりができたのがトークショー、そして二輪トライアルのショー。

 2日目の午前に見にいってみると、大盛り上がりをみせるショーの後ろに塚越広大、小暮卓史、そして松浦孝亮の姿が。ショーの中で何かやるのだろうか……? と待っていると、ショーを披露していた小林直樹に呼び出され、まずは小暮と塚越がバイクのバランスに挑戦。トライアルには必要不可欠だが、「難しいですね!」とあっという間にふたりは足をついてしまった。

 続いて、松浦がマイクを持ったまま立たされた。ギリギリでバイクが向かっていき止まる……というアクションだが、1回目は股間ギリギリに食い込みストップ。2回目は直前で右にそれる……という具合に、予定外のアクションが披露されることに。「うお〜!」と松浦も終始恐怖が入り混じった笑顔を浮かべていた。

 さらに、今度は塚越と小暮が寝そべり、バイクがジャンプして飛び越える……というアクションに挑戦。一度はちゃんとジャンプして超えたが、「やっぱりやめた」とバイクがギリギリで止まったりするたびに、ふたりは「うわ〜!」と絶叫。まわりで見守ったファンは大爆笑となっていた。こうした二輪、四輪の交流がみられるのも、モータースポーツジャパンならではだろう。

●プロのグランツーリスモはやっぱりスゴい!
 昨年、オートスポーツちゃんねるでも何度かお届けした『スーパーグランツーリスモ選手権』でもプロドライバーによるグランツーリスモのスゴさをお伝えしたが、今回もメインステージとニッサンブースでグランツーリスモ大会が複数回行われた。

 フォーミュラの大会では中山雄一、小暮卓史、本山哲が1日目に、小林可夢偉、伊沢拓也、安田裕信というドライバーが2日目に登場し、フォーミュラグランツーリスモに挑戦するも、やはりゲームでのフォーミュラに各ドライバーは苦戦。2日目は「もう1回やらない?」と可夢偉から切り出されるほどだった。

 スーパーGTでは、ニッサン、レクサス、ホンダの3メーカーに分かれ、ふたりひと組でドライバー交代アリの、実戦さながらのGT500レースを実施。こちらもやはりプロのGTドライバーたちはさすがの実力を披露し、2日間とも接戦が展開された。

 1日目は、伊藤大輔/関口雄飛組(レクサス)、松浦孝亮/山本尚貴組(ホンダ)、柳田真孝/ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ組(ニッサン)の対決で、伊藤/関口組が勝利。2日目は平手晃平/平川亮組(レクサス)、武藤英紀/塚越広大組(ホンダ)、本山哲/ロニー・クインタレッリ組(ニッサン)の勝負で、武藤/塚越組が勝利を飾った。

 また、ニッサンブースでも1日に複数回の“勝負”が展開された。2日目になると、レクサスくま吉が『挑戦状』を持って乱入し、くま吉の代役として平川、可夢偉が挑戦。ニッサンブースでは大盛り上がりとなった。

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