2011全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦鈴鹿サーキット
レースレポート

5月15日(日)天気:晴れ

◇引き続き晴天に恵まれた決勝日。駆け付けた大勢の観客が見守る中、小暮は2番、大祐は11番グリッドからスタートを待つ。13時45分から始まった38周回の決勝レース。絶妙なスタートを切った小暮は、1コーナーでトップに躍り出る。一方、大祐は、オープニングラップに他車のスピンを避けるためにオーバーラン、最下位まで順位を落としてしまう。その後小暮は2番手の車とテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げるが、義務となっている給油・タイヤ交換のピット作業での小さなミスが響き、トップの座を明け渡してしまう。反撃を開始するも、タイヤにフラットスポットを作ってしまい、そのままの順位でチェッカーを受けた。小暮は2位、大祐は最後尾からのあきらめない走りで予選順位と同じ11位で開幕戦を終えた。

◇観客動員数:
5月14日(土)予選14,000人
5月15日(日)決勝20,500人

◇コメント
チームディレクター:藤井一三
「小暮は逆転負けとなってしまいました。ピット作業でリアタイヤの交換に少し手間取り、アンドレ選手に逆転されてしまいました。追い上げをしていたのですが、バイブレーションが出て途中から2位キープに切り替えました。大祐はスタートで前のマシンがスピンしその影響でポジションを落としてしまいました。早めにピット作業を行ないスタート時のポジションまでは挽回したのですが、前を走るマシンを抜くまでには至らずそのままチェッカーを受けました。初戦をミスなく走り切ったのはひとつの収穫だと思います」

#31ドライバー中嶋大祐
「スタート自体は悪くありませんでしたが、その後の2コーナーでスピンをしたマシンを避けるためにコース外まで出てしまい最後尾まで落ちてしまいました。そのあとは常に前のマシンに引っかかってしまい、思うような展開になりませんでした。レース終盤、前を走っていたマシンに比べタイヤに余裕があったので、なんとしてもパスしたかったのですが、あと1歩のところで叶いませんでした。11位という結果は満足できるものではありませんが、これだけの長いレースを戦うのは初めてのことなので収穫の多い1日でした。応援していただいたすべての皆様、ありがとうございました。次戦も精一杯頑張りますのでご声援をよろしくお願いします」

#32ドライバー小暮卓史
「すごくいいスタートがきれて、トップに立つことができました。そのまま自分のペースでレースを運んでいました。2番手のアンドレ選手のペースが速くて負けないよう走っていましたが、ピットインをした際にタイムロスがあり、アンドレ選手に抜かれて2番手になってしまいましたが、マシンのポテンシャル的にはトップを取り戻す自信がありました。ピットアウト後、ヘアピンで大きなフラットスポットを作ってしまいペースが上がらず、順位をキープしなければならない状況になってしまい辛かったですが、その状況の中で2位を獲れたのは救いでした。今回の鈴鹿のレースウィークを通じてマシンの進化と高いポテンシャルを発揮することを確認できたので、次回のオートポリス戦では悔しさをバネに結果を残したいです。そして、その自信もあります」

中嶋悟総監督
「勝てたレースを残念ながらピットでの作業で逃してしまいました。しかし、32号車の速さは証明できたと思いますので、シーズンを通しての戦い方を考え、戦っていきたいと思います。31号車はスタートでの前のマシンのスピンにより、コースアウトして最下位になったけれども、ピット作業などで挽回して、11位まで復帰することができました。初めてのレースでしたが、完走したことでいろいろなことを学べたレースだったと思います。多くのご声援をありがとうございました。次回もご声援をよろしくお願いします」◇第2戦は6月5、6日にオートポリスにて開催されます。

本日のレースクイーン

橘香恋たちばなかれん
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円