7月31日(日) 天候:曇り 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:22℃(決勝開始時)

 現在1ポイント差でランキングトップに立つ23号車「MOTUL AUTECH GT-R」は、正念場を迎えた。この日行われる第4戦決勝の舞台、東北地方のスポーツランドSUGOは、コース幅が狭くオーバーテイクが難しいばかりか、起伏が激しいためウェイトが大きくラップタイムに影響してしまうサーキット。13番手グリッドから挑む23号車にとってこれは、非常に厳しい局面となった。

 しかし午前中に行われたフリー走行で23号車は、雨が止みドライのレースシミュレーションが可能となったセッション後半から好タイムを連発。ブノワ・トレルイエから本山哲へのリレーで24周を走行し、ベストタイムは3位を記録。ドライコンディションが予想される決勝での追い上げに、大きな期待を抱かせた。

 その後雨は再び降り出すことなく、午後2時からの決勝は、2万7000人のファンがスタンドから見守る中、ドライコンディションでスタート。ところが、いつものようなオーバーテイクショーを期待された23号車のスタートドライバー、ブノワ・トレルイエだったが、序盤から思うようにペースを上げることが出来ない。それでもなんとか粘り強く13位をキープしていった結果、13周目にようやくひとつ順位を上げることに成功すると、20周目には11位に浮上。ポイント圏内に一歩ずつ近づいていった。

 23号車のピットインはちょうど折り返しとなる34周目。ここから本山の出番となる。アウトラップは14位でコースに復帰したが、その後ペースは上がり遅ればせながらの反撃に期待がかかる。しかし、前方のマシンのアクシデントとペナルティで二つ順位を上げるものの、結局12位フィニッシュ。痛恨の2戦連続ノーポイントを喫してしまった。

 前半戦の締めくくりの一戦で、タイトル争いから一歩後退してしまうことになった23号車。だが、まだシーズンは半分残されている。チーム力はこの経験を糧とすることで、さらに向上するはず。再びランキングトップに立つ日は決して遠くはないだろう。

本山選手のコメント
「ハンデが重いとはいえ車の調子自体は決して悪くなかったのですが、歯車がうまくかみ合わず、結果を残すことができませんでした。去年もSUGOは速かったので、ファンのみなさんも期待していてくれていたと思います。その期待に応えることができず、悔しい気持ちでいっぱいです。後半戦で、必ず逆襲して見せます。次の鈴鹿は先日のタイヤテストでチームも手ごたえを感じているし、優勝を狙っていきます。皆さん、今度こそ期待していてください!」

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