いよいよ開幕を迎えた東京モーターショー2015。44回目を迎える今年の東京モーターショーでは、モータースポーツ関連の話題も満載。プレスデー初日となる10月28日の東京ビックサイトより、オートスポーツweb目線で気になったトピックスをお届けします。(※写真はクリックすると拡大します)

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 プレスデー初日は、秋晴れで気持ちのいい空のもとで開幕です。

 まず最初は8時30分からのマツダのプレス発表ですが……ご覧の人だかり。ロータリーエンジン復活のコンセプトモデル『マツダRX-VISION』を世界初公開となれば、やっぱり注目度マックス!(でも、ここからでは見えない&音声もほとんど聞き取れない……)

 シトロエンDSのブースはヨーロッパの邸宅をイメージしたセット。発表前なので車両がベールにくるまれたまま。

 キター! やっぱり、東京モーターショーと言えば、これ。コンセプトモデルですよね。こちらはグランツーリスモ6とのコラボレーションで生まれた『ニッサン・コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ』。ヘッドライトなどに現行のR35 GT-Rの面影を感じますよね。それにしても、美しい&迫力満点。これは一見の価値アリです。

 展示されている横では、GT6で車両をすぐにドライブ可能。2席、用意されていました。

 最近、ニュースで何かと話題のフォルクスワーゲン。イベントのPA、音響などのスタッフはすべて外国人(ドイツ人)。そんなフォルクスワーゲンのモータースポーツと言えば、やっぱり世界ラリー選手権(WRC)のポロR WRCですよね。先日のラリー・スペインではアンドレアス・ミケルセン選手が初優勝を飾り、ポロRにとっては今季11勝目となりましたが、もうちょっとブースの中央に展示されてもいいのになあ……。

 こちらは全日本F3選手権でお馴染み、クラッチ、コンバーターの製造メーカーのEXEDY。社員でもある三浦愛選手のF3マシンが展示されていましたが、タイヤが使用済みで、リアルに走り終わった感アリ。MotoGPのヤマハのクラッチはエクセディ製とのことで、三浦選手とバレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソとの記念写真も展示。

 アウディのブースでは、まだオープニングしてすぐだったこともあり、お姉さんがR8 V10を清掃中。海外メーカーはブースのスタッフも外国人が多かったですね。

 アウディと言えば、そうです、世界耐久選手権(WEC)のR18 e-トロン・クワトロ。WECのマシンは、写真で見るより実物はかなりコンパクトで小さいんですよね。展示されたR18はショーカーですが、外観の作り込みを見るだけでも、ため息が出ます。

 こちらは先日、ルイス・ハミルトンが優勝して今季のF1ダブルタイトルが確定したメルセデス。F1マシン(昨年のW05ハイブリッド)と、来季の新FIA-GT3マシン、メルセデスAMG GT3を展示していました。ブースの最前列の目立つ場所で、モータスポーツ色を前面に押し出している感じが◎!!

 今季までのSLS AMG GT3の後継車となるAMG GT3。来季のレース活動に向けて、この東京モーターショーでもお披露目されました。クルマの感想をひと言で言えば、とにかく“ド迫力!”ッス。カーボンをふんだんに使用して軽量化されたというAMG GT3。フロントのデザインはSLSから大きく変わっていますが、リヤ周りのデザインはSLS GT3の雰囲気が踏襲されていますね。

 とくに、ディフューザーのインパクトが強烈。サーキットでのテスト走行の映像と合わせて実車を見れる展示方法で、とにかくおしゃれ&カッコイイ。

 そしてこちら、ルイス・ハミルトンが昨年チャンピオンを獲得したメルセデスW05ハイブリッドです。ショーカーですが、フロントウイングのデザインなど、昨今のF1のトレンドを間近で見ることができる、レースファンなら見逃せません。

 ステアリングは本物……かなあ? リヤまわりの空力パーツもよく見えます。リヤのブレーキダクトまわりの空力処理がホント、細かい。

 こちらはメルセデスAMG GTの公道モデル。お姉さんが素敵な笑顔を見せてくれましたが、隣に表示されているお値段『1560万円〜』にもどぎまぎ……。

 今回のモーターショーで、とにかく話題が多いホンダのブースは広い&大きい!

 まずはやっぱりこれでしょう。今季のマクラーレン・ホンダMP4-30。今季のどの時点のモデルかは分かりませんが、前半を戦ったロングノーズモデルです。

 フェルナンド・アロンソモデルかと思いきや……反対側にはジェンソン・バトンの名前が。

 リヤエンドをこの角度から見られることはないので、メカ好きは大興奮間違いなし。
ショーカーですが、とにかくこれだけ間近で見れるのは、ホント、貴重です。

 12月からの台数限定発売が発表されたホンダの新型シビック・タイプR。ノルドシェライフェにおけるFF最速マシンですが、意外にも丸っこく、たまごのような形状で、全然イカつくはないです。

 こちらのコンセプトモデルは、世界中のホンダ2輪&4輪のデザイナーが参加したコンペ(グローバルデザインプロジェクト)で選出されたホンダ・プロジェクト2&4 パワード・バイ・RC213V。F1第一期のRA271、いわゆる葉巻型F1マシンを彷彿とさせる形状で、モトGPマシン用の1リッターV型4気筒のRCV213V-Sエンジンを搭載。

 2輪と4輪を融合させたこのマシンのエンジンは最高1万3000回転とのこと。車体もかなり軽そうで、乗り心地も面白そう。ぜひ、市販化を!

 社内の応募で、最終的にマーティン・ペーターソン氏のデザインが採用されたのだそうですが、落選したデザインも魅力的なものがたくさん!

 この葉巻型の両サイドにシートを置くのは斬新でとても気になりました。こちらもとにかくデザインが秀逸ですが、なんだかクルマというよりシューズのような印象。

 ホンダで実用化してほしいマシンの一番は、このNEO WING。スポーツハイブリッド三輪マシンとのことで、その乗り味も気になるところですが、デザインがとにかく印象的。イカつい虫のようなデザイン、完全に悪者感があっていいですよね〜。

 ホンダの今回の目玉と言えば、この(2代目)NSX。スーパーGTで見慣れているとは言え、市販モデルはやっぱり印象が違います。このワインレッドのような赤のカラーも新鮮です。スーパーGTではそれほど感じませんでしたが、市販の新しいNSXを見ると、初代のNSXの名残が感じられるのが不思議です。

 さすがに、スーパーGTマシンとはリヤ下部のデザインは違います。市販車のディフューザー、そして4つのエキゾーストが集約したエキゾースト出口はディフューザーの空力効果を意識してデザインされているようだ。

 コンパニオンのお姉さんの姿だけでなく、ホンダの2輪で気になったのは、こちらのライトウェイト・スーパースポーツコンセプト。コンセプトモデルなので詳細は不明ながら、見た目のインパクとは大! とにかくカッコイイ。映画に出てきそうなモデルです。市販化を是非!

 さらにホンダと言えば、そうです、ホンダ・ジェット。GEと共同開発されたジェットエンジンHF120が展示されていました。ジェット機のエンジンと言えども、実はかなりコンパクト。この写真を見れば、その小ささが分かりますよね。

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 続きは後ほど後編でお届けします!

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