スーパーGT第7戦オートポリスでGT500クラスのポールポジションを獲得したDENSO SARD SC430のドライバーふたりが、予選と決勝について語った。

GT500クラスポールポジション　DENSO SARD SC430
石浦宏明
「ポールを獲れたことに、ちょっとビックリしています。前回の富士は走る前から自信があったのですが、今回は選んでいたタイヤが100%合っているとは言えない状況だったので、スーパーラップでポジションが下がっても仕方がないかなと思っていました。車検場で46号車のタイムを聞いた時にはちょっとビックリしました。それまではクルマのバランスが取れていなくて、エンジニアも少し悩んでいて、46号車とのタイム差もあったので、厳しいかなと思っていました。最後はエンジニアが決めてくれたセットで、僕は詳しいことを聞かずに乗って、クルマのバランスがとても良くなっていました。そのおかげで、スーパーラップを走っている時は気持ちよく走れました。タイヤの性能も出し切れたと思いますし、その点ではエンジニアに感謝したいですね。前回もそうだったのですが、僕たちは決勝重視のタイヤ選択をしていますので、一番前のグリッドにいられるということはすごく有利だと思います。自分たちが思いどおりのレース運びをできる状況にはなっていると思うので、あとは自分たちのペースでレースをして、最終的に表彰台に乗れればいいかなと思っています。オートポリスは井口も地元ですし、僕も父が熊本出身なので、他のサーキットとは気持ちが違いますね。応援してくれる方もたくさんいるので、走っていて、楽しいです」

井口卓人
「今日は走り始めから少し悩んでいる部分があったのですが、石浦選手のスーパーラップでの走りもとても素晴らしかったですし、ポールポジションを獲得したことで、前回の富士のリベンジをする準備ができたと思います。石浦選手のスーパーラップについては、今シーズン2回もポールを獲っているし、何の心配もしていませんでしたし、期待していました。映像を見ている時は、素晴らしい走りだったので、自信はありました。46号車の走りを見ていて、タイヤロックもしていましたので、あんなに僅差になるとは思いませんでしたが、勝てるなとは思っていました。決勝レースについては、僕の地元の九州でのレースということで、たくさんの応援団の方々が来てくれますし、前戦のリベンジという意味でも優勝したいです。ここは僕にとってはパワースポットのようなところです（笑）」

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