韓国GPが一時2015年F1カレンダーに加えられた主な理由は、パワーユニット使用制限の関係で21戦開催の暫定カレンダーを作るようレッドブルおよびパートナーのルノーから強い要望があったためであるとの説が報じられている。

 FIAは昨年9月に20戦から成るカレンダーを発表したが、12月に公表されたカレンダーは韓国GPが加えられて21戦になっていた。
 しかしさらにカレンダーに変更が加えられ、最新バージョンでは韓国GPは姿を消し、結局は20戦の開催となった。

 BBCによると、FIAのスポークスマンは6日、F1商業面のボス、バーニー・エクレストンの要請により前回のバージョンに韓国GPを加えたが、実行不可能であることがはっきりしたため、最終バージョンのカレンダーから除外したと説明したということだ。

 韓国GPがカレンダーに加えられた際には、同グランプリのオーガナイザーすら驚きを示した。突然のカレンダー入りの理由に関してさまざまな憶測が持ち上がり、そのひとつは、年間開催数が20戦を超えるカレンダーにすることで、各マシンが5基目のパワーユニットを使用することを可能にするためではないかという説だった。

 現在のF1レギュレーションでは、2015年の開催数が20戦以内の場合、各ドライバーはシーズンの中で4基のパワーユニットしか使用できないと定められているが、21戦以上になると5基を使うことが許される。

 スポーティングレギュレーション28条4には、各ドライバーはシーズン4基しか使用できないと定めた上で「選手権の開催数が当初の予定どおり20を超える場合には5基に増やされる」と付け加えられている。

 この「当初の予定」という表現を、暫定カレンダーに21戦掲載されていれば、最終的に1戦減ることになったとしても5基使えるという形に解釈できるのではないかという見方が出てきた。

 その後、エクレストンは、開催契約が存在するために暫定カレンダーに韓国GPを加えたと説明したが、BBCはパワーユニットの制限が理由だったと主張している。

 BBCは、信頼できる筋からの情報として、主にルノーとそのパートナーであるレッドブルからのプレッシャーによって1戦増やす動きが起きたと報じている。

 エンジン規則が大幅に変更され新たなパワーユニットが導入された2014年、ルノーは信頼性のトラブルに悩まされ、シーズン終盤にはチャンピオン、セバスチャン・ベッテルが基数制限を超えたペナルティでピットレーンスタートを強いられた。

 しかしレッドブルのライバルチームは、9月に発表された暫定カレンダーでは韓国GPは含まれていなかったため、21戦の12月バージョンが「当初の予定」とは解釈できないと指摘していた。また、その後FIAが2015年に関してはシーズン中のパワーユニットの開発を認めたことで、制限を5基に増やしたいという要求が弱まったとBBCは伝えている。

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