セカンドロウのインサイドからスタートしたサンデルは、周囲の混乱をよそにレッドブル・ホンダ・オルスバーグMSEのセバスチャン・エリクソン(ホンダ・シビック・クーペ・タイプR)との駆け引きを制し、終盤までトップをキープ。

2位表彰台を獲得したパトリック・サンデル(スバルWRX STI RXスーパーカー)
2位表彰台を獲得したパトリック・サンデル(スバルWRX STI RXスーパーカー)

 しかし、後方からみるみる迫ってきたフォルクスワーゲン・ビートルと抜きつ抜かれつのバトルを展開し、最後の最後でスピードにかわされる無念の結末に。それでも見事、今季初となる2位表彰台をゲット。3位に好調を維持するスティーブ・アルピン(フォード・フィエスタRXスーパーカー)が入った。

レース2は昨日の鬱憤を晴らすかのようなスコット・スピードの逃げ切りに

 続く日曜のダブルヘッダー第9戦では、スピードの速さがさらに加速。前日同様すべてのセッションで勝利し決勝へと駒を進めると、今度は中団からの追い上げとなった前戦とは異なり、1コーナーでリードを奪ったきり、誰にも背後を脅かされることなく勝利。

ホンダのセバスチャン・エリクソンは5月の初優勝以来の表彰台に

 セバスチャン・エリクソン、アルピン、サンデル、アトキンソンらで繰り広げられた2番手争いは、最終的にシビック・クーペ・タイプRのエリクソンが制し、2位表彰台。そしてお立ち台最後のスポットは、こちらも2戦連続でアルピンが確保。4位に、前日の借りを返すべく奮闘したアトキンソンのWRX STIが入った。

昨年に続き同イベントを連覇したスコット・スピードは、このトラックで未だ唯一の勝者でもある

 この連勝劇により、スピードはファウストを逆転してシリーズ首位浮上に成功。再びダブルヘッダーとなる次戦GRC第10~11戦は、9月8~10日にワシントン州シアトルのエバーグリーン・スピードウェイで開催される。

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