テクニカルディレクターのオリビエ・ジャンソニーによると、プジョーは2024年のWEC世界耐久選手権シーズンに向けてル・マン・ハイパーカーをアップデートするため、「かなり多くの異なるコンセプト」を検討しているという。
プジョー・トタルエナジーズは2023年のWECハイパーカークラスに2台の“ウイングレス”ハイパーカー、プジョー9X8を投入しているが、表彰台獲得は第5戦モンツァの1度のみ。セブリング・インターナショナル・レースウェイや富士スピードウェイなど他のサーキットでは厳しい状況に陥り、とりわけ低速コーナーでのトラクションに苦戦してきた。
富士での第6戦からプジョー9X8は、BoP(性能調整)変更によりドライ路面におけるハイブリッド展開開始速度が135km/hへと緩和されたものの、このレースでも7位と8位に終わっている。