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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.04.13 19:03
更新日: 2017.05.10 11:04

ポルシェ 2017年WSCC第3戦ロングビーチ レースレポート

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ル・マン/WEC | ポルシェ 2017年WSCC第3戦ロングビーチ レースレポート

2017年4月13日

IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第3戦、米国ロングビーチ

ニューポルシェ911 RSR、2度目の表彰台

 ドイツ.ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のニューポルシェ911 RSRは、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第3戦で2度目の表彰台を獲得しました。

 ドック入りした巨大外洋船のクイーンメリー号が停泊するすぐ脇にピットが設けられた港湾地区の壮観な市街地コースにおいて4月8日(土)に開催されたレースでは、912号車のローレンス・バンスール(ベルギー)/ケヴィン・エストル(フランス)組が3位に入りました。

912号車ポルシェ911 RSR
912号車ポルシェ911 RSR

 もう一台の911 RSRを駆る昨年の優勝車、911号車のパトリック・ピレ(フランス)とディルク・ウェルナー(ドイツ)組は6位でした。彼らは開幕戦のデイトナ24時間レースでは2位を獲得しています。

 絵はがきのように美しい太陽、海、椰子を背景に設定されたこのレースは、モナコGPに匹敵する米国のレースとみなされています。わずか100分の短いレースにもかかわらず、高い壁とフェンスに囲まれた3.167kmの公道サーキットは、ドライバーの完璧な技術が要求されます。

 高層マンションの特別観覧席とバルコニーには、ハリウッドにすぐ近いこともあり、熱心なスポーツカーファンと多くの有名人が混在します。

 レースはコースと同様に壮観でした。2周目には、GTLMクラスの先頭の3台がクラッシュし、2016年マカオGP覇者のローレンス・バンスールがチャンスをものにしました。4番グリッドからスタートしたバンスールがここでトップに立ちます。

911号車ポルシェ911 RSR
911号車ポルシェ911 RSR

 彼にはこの狭い公道サーキットの経験があり、最初のピットストップまでの約45分間首位をキープしました。タイヤを交換せずにこれほど長くサーキットに留まったGTLMカーは他にはありませんでした。

 911 RSRをケヴィン・エストルに引き継ぐときに一旦5位まで後退しますが、そのエストルが再び追撃を開始します。終盤に5回もセーフティカーが出動してレースは劇的な展開をみせます。

 エストルは4位に浮上し、ゴール手前のヘアピンカーブでも冷静さを保ち続けます。ストップ・アンド・ゴーによって最後の数秒でさらに1台を抜き、ポルシェに北米最高峰のレースシリーズの2回目の表彰台をもたらしました。


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