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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.10 12:18
更新日: 2017.08.29 10:39

IMSA第7戦:波乱のレースを2016年王者が制す。ニッサンDPi&NSX GT3が表彰台獲得

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ル・マン/WEC | IMSA第7戦:波乱のレースを2016年王者が制す。ニッサンDPi&NSX GT3が表彰台獲得

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)は7月9日、第7戦モスポートが行われ、ウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R(デーン・キャメロン/エリック・カラン)が総合優勝。2017年シーズン初優勝を挙げた。

 シリーズ唯一の国外戦となる第7戦は、カナダ・ボーマンビルのカナディアンタイヤ・モータースポーツ・パークを舞台に、2時間40分のセミ耐久レースフォーマットで行われた。

 現地12時05分に決勝がスタートすると、前日の予選でポールポジションを奪ったウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.Rと、2番手につけたJDC-ミラー・モータースポーツの85号車オレカ07・ギブソンの2台が3番手以下を引き離しながら僅差のマッチバトルを展開していく。

2戦連速で総合2位となった85号車オレカ07・ギブソン
2戦連速で総合2位となった85号車オレカ07・ギブソン

 スタートから1時間、10号車キャデラックは最終コーナーでGTLMクラスに詰まったタイミングを突かれ85号車オレカに先行を許すが、同時に入った2回目のルーティン・ピットインのタイミングで再逆転に成功。しかしコース復帰から約15分後、ペースで勝る85号車オレカにふたたび逆転されてしまう。

 レース中盤、エクストリーム・スピード・モータースポーツ(ESM)の22号車ニッサンDPiがトラブルでストップしたため、この日はじめてのフルコースイエロー・コーション(FCY)が導入さると、時を同じくして大粒の雨がコースを濡らし始める。

 このタイミングでPクラスの全車がピットイン。多くのチームがスリックタイヤからウエットタイヤへとスイッチするなか、2番手となった10号車キャデラックは、路面がすぐに乾くと判断し、スリックからスリックに交換してコースに復帰した。

 また31号車キャデラック、マスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rも一度はウエットタイヤでコースに出たものの、すぐにピットに戻り、再度スリックタイヤに交換している。

マツダ・モータースポーツは55号車マツダRT24-Pが総合4位、僚友70号車が5位でフィニッシュ
マツダ・モータースポーツは55号車マツダRT24-Pが総合4位、僚友70号車が5位でフィニッシュ

 フィニッシュまで40分、レースがリスタートされるとスリックタイヤを履く10号車キャデラックはグリップが得られず4番手まで後退。しかし、すでに雨は止みコース上には陽射しが照っていた。

 リスタートから10分、コースのレーシングライン上は次第に乾き、ウエットタイヤ装着車のタイムをスリック装着組が上回っていく。これを見て総合首位を走る85号車オレカ、2番手のESM2号車ニッサンDPi、3番手につけるマツダ・モータースポーツの55号車RT24-Pが緊急ピットイン。タイヤをスリックに交換しコースに復帰する。


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