IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)開幕戦デイトナ24時間レースの事前テスト『ロア・ビフォア・ロレックス24』が1月5日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われ、フィリペ・アルバカーキ駆るマスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.Rが総合トップタイムをマークした。
スポーツカーレースの“名門”ヨースト・レーシングとの提携を発表したマツダチーム・ヨーストや、インディカ―・シリーズなどで活躍するチーム・ペンスキーとともに新型DPi『アキュラARX-05』を走らせるアキュラ・チーム・ペンスキーの登場に加えて、F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソが開幕戦にスポット参戦するなど、過去に例がないほどの盛り上がりをみせている2018年のWSCC。
そんななかで始まった公式テストは5日(金)~7日(日)の3日間、計7セッションが予定されている。
テスト初日の5日は午前と午後の計2回、時間にして3時間15分の走行セッションが設けられ、午前はジョアオ・バルボサ/アルバカーキ/クリスチャン・フィッティパルディ組がドライブする5号車キャデラックが1分37秒266というタイムで総合トップに。2番手以下は3台のキャデラックDPi勢が1分37秒台で並び、上位を独占した。
現地時間15時30分から2時間にわたって行われたセッション2でも5号車キャデラックがトップをキープ。アルバカーキが午前中に記録した自身のベストタイムを0.070秒上回る1分37秒196をマークして初日を首位で終えている。
総合2番手にはジョナサン・ベネット/コリン・ブラウン/ロイック・デュバル/ロマン・デュマ組のCOREオートスポーツ、54号車オレカ07・ギブソンがつけ、2017年王者のコニカ・ミノルタ・キャデラックの10号車キャデラックDPi-V.Rがこれに続いた。
2017年、シーズン2勝を挙げたニッサンDPiを走らせるテキーラ・パトロンESMは22号車と2号車が、アロンソを擁するユナイテッド・オートスポーツの23号車リジェJS P217・ギブソンに次ぐ総合10、11番手に。公式セッション初登場となったアキュラ・ペンスキーの7号車アキュラはニッサン勢に続く総合12番手。僚友7号車アキュラは同15番手となった。
また、チーム体制を刷新したマツダ勢は55号車マツダRT24-Pが午前のセッションを走っていないものの午後は22周をラップして総合16番手につける。しかし、僚友の77号車マツダは午後に2周を走ったのみでタイム計測を実施していない。
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