日本勢は、星野/荒/藤井/近藤という4人で参戦したD’station Racingと、ジョン・ワティーク/ニコラス・サーレンス/フィリップ・セイガー/国江仙嗣/八代公博という5人で参戦したGulf Racing Japanの2チームが、ともにポルシェ911 GT3 Rで参戦した。
D’station Racingは、走行初日からミスファイアのトラブルが起きセットアップを進められず、予選では荒がアタックしたものの、25番手と苦戦。一方、Gulf Racing Japanは予選27番手につけたが、その後に行われたナイトプラクティスで八代がクラッシュしてしまい、腕を負傷してしまう。また、クラッシュ以外にもトラブルでピットスタートを強いられた。
ただ、決勝ではD’station Racingは序盤から中盤に細かなトラブル等あったものの、着実に周回を重ねポジションアップ。特にナイトセッションでドバイ経験をもつ藤井が快調なペースを重ね、最後は星野がチェッカードライバーを務めA6-PROクラス6位/総合13位に。メカニックも含めオール日本人体制で臨んだ初のドバイで賞賛に値する順位を獲得し、レースの大半で戦況を見守った佐々木主浩総監督も喜びの表情をみせた。
一方、Gulf Racing Japanはスタート前にトラブルが起きピットスタートとなったが、順調に追い上げ。ただ、途中クラッシュやトラブルがあり長いピットインを強いられることとなってしまう。ただ、チームスタッフの奮闘で総合68位/A6-AMクラス14位でレースを終えた。