■レース2
レース1の翌日、13日(日)に行われたレース2ではポールシッターの888号車AMG GT3がオープニングから快走するが、後方にはハブオート・コルサの28号車フェラーリ488 GT3が続き、この2台がトップ争いを展開する。
28号車フェラーリはトップの888号車AMG GT3に迫るとマシンを左右に振ってプレッシャーをかけていくがオーバーテイクには決め手が足りず。レース折り返しとなりピットレーンオープンの時間を迎え、一足先にピットへ向かった。
一方888号車AMG GT3は10分間のピットウインドウ終了間際までピット作業を引っ張る作戦に出てペースアップ。ピットを終えると14秒のギャップを手にした。
レース後半は、大量リードを手にした888号車AMG GT3がペースをコントロール。最終的に2番手に上がってきたFFFレーシングの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3に対し、3.7秒ものギャップをつけて優勝。グループMの週末完全制覇に貢献した。
3位は上位陣がペナルティなどで崩れるなか、10番手から着実にポジションを上げてきたKCMGの23号車ニッサンGT-RニスモGT3が獲得。これによりニッサンGT-RはブランパンGTアジアで初の表彰台を手にしている。
また、8番手からスタートしたKCMGの18号車ニッサンGT-Rは、スタートドライバーを担当した松田次生が序盤からオーバーテイクショーを展開し、セカンドスティントを担当する谷口行規にステアリングを引き継ぐまでに3番手まで浮上。ステアリングを引き継いだ谷口もペースを落とさず、4位でチェッカーを受けた。
GT4クラスは前日のレース1同様、666号車AMG GT4と81号車M4 GT4が優勝争いを展開したが、81号車M4 GT4はレース序盤にメカニカルトラブルが発生してしまい戦線離脱を余儀なくされる。
これで後方からのプレッシャーがなくなった666号車は安定したペースで周回を重ね、24.326秒のマージンを持って連勝。2位にチーム・iレースウィンの72号車AMG GT4、3位にBMW Team Studieの82号車M4 GT4が続く形となった。
マレーシア、タイでのレースを終えたブランパンGTアジアは、第3ラウンドから日本連戦へ突入。6月30~7月1日に鈴鹿サーキットで第3ラウンド、7月21~22日に富士スピードウェイで第4ラウンドが行われる。

