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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.10.13 11:22

ポルシェ WEC第7戦富士6時間 プレビュー

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ル・マン/WEC | ポルシェ WEC第7戦富士6時間 プレビュー

FIA世界耐久選手権(WEC)LMP1、第7戦、富士(日本)、プレビュー

富士山の麓で世界選手権レースがヒートアップ

 ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は、919ハイブリッドで10月14日~16日に富士スピードウェイで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦に参戦します。

 この6時間耐久レースは、ポルシェにとってタイトル防衛と言うミッションに向けた重要なレースとなります。919ハイブリッドによるル・マン24時間などの勝利によって、ポルシェは世界選手権のマニュファクチュアラー部門において238ポイントを獲得し、アウディ(185ポイント)およびトヨタ(137ポイント)をリードしています。

 また、ドライバー部門では、ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)が130ポイントで首位を走っています。このトリオは、アウディのドライバー達に37.5ポイント差、続くトヨタに38ポイント差をつけています。

 優勝ドライバーには25ポイントが与えられるため、計算上、日本でタイトルが決定する可能性もあります。もう1台の919ハイブリッドのドライバー、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は直近の3レースで優勝し、ドライバー部門で一気に4位(78.5ポイント)へ浮上しました。

ポルシェ2号車を駆るロマン・デュマ。富士でタイトルが決定する可能性もある。
ポルシェ2号車を駆るロマン・デュマ。富士でタイトルが決定する可能性もある。

 絵に描いたような富士山の麓にある富士スピードウェイは、セッティングを出すのが非常に難しいサーキットです。1.5kmの長いストレートでは、空気抵抗を最小限に抑える必要があります。

 一方、1周4.549 kmの短いサーキットに設けられた16個の非常にタイトなコーナーでは、ダウンフォースが必要ですが、WECでは空力関係の変更が制限されています。このサーキットに合わせた厳密なチューニングは困難で、その上、トップカテゴリーであるル・マン・プロトタイプ1(LMP1)における争いは熾烈を極め、ほんのわずかな優劣が勝敗を分けます。

ニュルブルクリンク、メキシコ、オースティンの3戦連続で優勝を飾っているポルシェ919ハイブリッド1号車(ウェーバー/ベルンハルト/ハートレー)
ニュルブルクリンク、メキシコ、オースティンの3戦連続で優勝を飾っているポルシェ919ハイブリッド1号車(ウェーバー/ベルンハルト/ハートレー)

 ヴァイザッハで開発されたポルシェ919ハイブリッドは、システムの総合計で900PS(662kW)を超えるパワーを発揮します。内燃エンジンは、革新のライトサイジングエンジンです。約500PS(368 kW)を発生するきわめてコンパクトなターボチャージャー搭載2リッターV4ガソリンエンジンが後輪を駆動します。

 フロントブレーキおよび排気のエネルギーを利用する2系統のエネルギー回生システムは電力をリチウムイオンバッテリーにストックし、これによりフロントアクスルを駆動、400PS(294kW)を超えるブーストを供給します。


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