レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.02.08 14:20
更新日: 2021.02.08 14:22

アルピーヌLMP1でハイパーカークラス参戦のラピエール「トヨタと戦うチャンスがあることを願っている」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | アルピーヌLMP1でハイパーカークラス参戦のラピエール「トヨタと戦うチャンスがあることを願っている」

 2021年、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに、アルピーヌ・エンデュランス・チームから参戦するニコラ・ラピエールは、最後にトップクラスにフル参戦してから7年を経て、WECの総合優勝を争う「新たなチャンス」を獲得できたことを嬉しく思う、と語った。

 ル・マン24時間レースのLMP2クラスにおいて4度のクラス優勝経験を持つラピエールは先日、規則の移行措置により2021年に限って認められるLMP1ノンハイブリッドマシンでのハイパーカークラス参戦を表明しているアルピーヌ・エンデュランス・チームのドライバーとなることが発表されている。

 ラピエールとアンドレ・ネグラオ、マシュー・バキシビエールは、シグナテックが仕立てたアルピーヌA480・ギブソンをドライブする。これは昨年まで、レベリオン・レーシングが走らせていたオレカ製LMP1マシンのブランド名を変更したものだ。

 ラピエールは2012年から2014年の途中にかけ2年半にわたってトヨタから参戦して以来、LMP1におけるフルタイム・ドライバーのポジションを失っていた。

 トヨタのドライバー・ラインアップから姿を消した後、彼は主としてLMP2クラスでの活動に専念してきた(2017年、3台体制時にはトヨタに呼び戻されLMP1にスポット参戦している)。

 今回のラピエールのアルピーヌからの参戦は、過去に所属したトヨタと総合優勝を争うことを可能にした。

「トップカテゴリーに戻ってくることができて、とても嬉しい。長年、この機会を伺っていたんだ」とラピエールはSportscar365に対して語っている。

「確かに2017年のル・マンではトヨタに戻ったけど、彼らと競ったことはない。2012年、最初の年に加わって以来、LMP1では常にトヨタのドライバーだったからね」

「だから今年が(トヨタと対戦する)初めての年となる。それを楽しみにしているよ。ドライバーにも開発陣にも、トヨタにはまだたくさんの友人たちがいるから、彼らと戦うのはとてもクールだよね」

「だけど、もっとも重要なのは僕がトップカテゴリーへと戻ることだ」

「僕の目標のひとつは、ル・マンで優勝をすること。LMP2では数回、それを達成できたし、素晴らしいものでもあった。だけど、耐久ドライバーというのは、トップカテゴリーでの(総合)優勝を望んでいるものだ」

「それを達成するチャンスを手にできた。うまくいけば、それをつかみ取ることができる」

トヨタが3台体制を採った2017年のスパとル・マンで、LMP1にスポット参戦したラピエール
トヨタが3台体制を採った2017年のスパとル・マンで、LMP1にスポット参戦したラピエール

■次のページへ:「過去数年のLMP1だったら、参戦していない」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース