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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.08.17 11:55
更新日: 2021.08.17 12:07

グリッケンハウス、テストデーで最速記録も「まだ改善すべき点がある」/WEC第4戦ル・マン

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ル・マン/WEC | グリッケンハウス、テストデーで最速記録も「まだ改善すべき点がある」/WEC第4戦ル・マン

 グリッケンハウス・レーシング(スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス)のチームマネージャーは、オリビエ・プラがル・マン24時間レースの公式プレイベント“テストデー”のファステストタイムを記録した後、レースに向けて、チームは「まだ改善すべき点がある」と語った。

 プラは日曜日の夜に行われた同テストのセッション2で、ライバルのトヨタやアルピーヌを上回る3分29秒115というタイムをマークし、708号車グリッケンハウス007 LMHをリーダーボードのトップに押し上げた。

 2回のテストセッションを終えた後、グリッケンハウスのチームマネージャーであるルカ・チャンセッティは、ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズとヨースト・レーシングのサポートが、チームのファステストタイム記録を後押ししたと述べたが、8月21~22日に行われるレースに向け、より一層の努力が必要であることも認めている。

「このクルマでル・マンに来るのは初めてなので、すべてのパフォーマンスを見極めようとしている」とチャンセッティはSportscar365に語った。

「我々は何も隠すことなく、できる限り最善を尽くそうとしている。良いセッションだった。マシンにはまだ改善すべき点がいくつかあり、小さな問題も複数ある」

「私たちはできるだけ多くの周回を重ねたわけではないが、これはまだ作業を続けていることの証だ。いずれにしても我々はハッピーだ。私たちは遠くないところにいると言えるだろう」

 チャンセッティは、グリッケンハウスが2台のマシンでプログラムを分けてテストデーに臨んだことを説明した。
 
 プラ、ピポ・デラーニ、フランク・マイルー、さらにグスタボ・メネゼスがドライブした708号車は、延べ9時間の走行時間中に合計70周を走破。また、ロマン・デュマとリチャード・ウエストブルック、ライアン・ブリスコーの709号車は約8.5マイルのコースを69周した。

 708号車がテストの総合トップタイムを記録した一方、709号車は姉妹車に対して2秒近く遅れ、総合5番手となった。その理由をチャンセッティは次のように述べている。

「データを調べて、クルマがの挙動を確認する必要がある」

「私たちは2台のクルマでふたつのまったく異なる作業をし、それぞれのテーマに取り組んだ。1台はセットアップに重点を置き、もう1台はコントロールの設定に取り組んでいたんだ」

「これが2台のマシンの間にパフォーマンスの差が生まれた理由だ。(総合的には)とても良いテストデーだったと言えるだろう」

■次のページへ:チームはブレーキの寿命について楽観的な構え


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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