更新日: 2022.01.19 19:08
コルベット、デイトナ24時間は2台体制で参戦へ。WEC王者ソーレンセンを招聘/IMSA
シボレーのワークスGTレースプログラムを担うコルベット・レーシングは、2022年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースに、2台目のコルベットを投入。同レースでマルコ・ソーレンセンが、プラット・アンド・ミラーが運営するチームに初参加することを確認した。
アストンマーティンのワークスドライバーで、WEC世界耐久選手権では2度のLM-GTEワールドチャンピオンを獲得しているソーレンセン。彼は来年1月29~30日にデイトナで行われる24時間レースで、2022年シーズンのWECにフル参戦することが発表されているトミー・ミルナーとニック・タンディのペアに加わり、4号車シボレー・コルベットC8.RのGTD仕様車をドライブする。
シボレーは当初、来シーズンの北米スポーツカーシリーズに新設されるGTDプロクラスに1台のみエントリーするとしていた。その一方で、デイトナなど一部のロングディスタンス・イベントに、2台目のコルベットを投入することも否定はしていなかった。
新しいGTクラスに登場する2台のクルマはいずれもアンチロックブレーキシステム(ABS)を搭載するほか、エアロパッケージの見直しやFIA GT3レギュレーションに合わせたパワーダウンなど、これまでGTル・マン(GTLM)クラスやWEC/ル・マン24時間のLMGTEプロクラスを戦ってきたGTEマシンから若干のモディファイを受けた“GT3格”のモデルとなる。
「このチームと一緒に、皆が望んでいる結果をともに達成しようとすることは僕にとって素晴らしい機会だ。もちろん目標は優勝することだよ」と語るのは、アストンマーティンで2度の世界王者となったソーレンセン。
「僕はコルベット・レーシングの精神が大好きなんだ。このチームには素晴らしいクルマがあり、僕の知っている限りチームを組むことになるのは本当に素晴らしい人たちばかりだ。だからチームに参加することをとても楽しみにしている」
「コルベット・レーシングは、僕の視点ではいつも卓越したチームだった。レースに臨む姿勢がそう思わせる原因のひとつだ。彼らはレースに出て、全力で勝負している」
「彼らは非常に長い歴史を持っているので、このチームと一緒にデイトナに行く機会を得られたことは素晴らしいことだ」
先月の参戦発表時にドライバーラインアップの中に名前があったアレクサンダー・シムズは、WECのシーズンハイライトとなるル・マンでのみ、ミルナー/タンディ組に合流する予定だ。