ーJuju、Q2進出への手ごたえをつかむー
SUPER FORMULA 第6戦 富士大会
2025年7月19日(土)に富士スピードウェイにて開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦において、HAZAMA ANDO Triple Tree RacingのJujuは19番グリッドからスタートし、20番手でチェッカーをうけ、昨シーズンのSFデビュー以来の連続完走記録をまた1戦積み上げ、15戦としました。
午前中に行われた予選でQ1A組に出走したJujuは、最終アタックで富士スピードウェイでの自己ベストとなる1分23秒278を記録しながらも、このタイムは走路外走行で抹消。正式結果は19番手となり、Jujuは悔し涙をのみました。それでも、先月の公式テストや前日の2回のフリープラクティスを経て、確実な進化を実感。今季後半戦の目標であるQ2進出へ向け、大きな自信を得る予選となりました。
19番グリッドからの決勝スタートは抜群の蹴りだしでポジションアップしましたが、Aコーナーでコースオフを喫した後、Bコーナーに集団で進入していった際ライバル達に先行をゆるすことに。その後はOTS(オーバーテイクシステム)を駆使して何度かバトルを挑むも、オーバーテイクには至らず、11周目にタイヤ交換のためピットイン。
タイヤ交換後は16周目にベストラップを記録するなど、前車に1秒以内で追走する粘りの走りを見せましたが、前車の乱気流によって空力の影響を受け続け、苦しい展開が続きました。それでも最後まで集中を切らさず36周を走り切り、20位でチェッカーを受けました。
◆ドライバー Jujuのコメント
「トラックリミット違反でタイムを抹消されてしまいましたが、タイム的にはQ2が見えてきました。実際にはかなり大きく四脱していたので、むしろロスしていたはずです。それでもSFのビッグパワーマシンでこの1周をまとめる難しさを身をもって経験してきた中で、ようやく“次”が見えてきた、そんな予選になりました。明日の予選では、さらに上を目指します。決勝は、一言でいうと悔しいレースでした。スタートは良かったのにAコーナーでポジションを落とし、その後は前との距離が近すぎて空力的に厳しい状況が続いてペースを上げられませんでした」
「まだまだ満足のいくレースペースではなかったですし、セットアップも煮詰めきれなかったと思います。でも、これまでの大会や富士でのテストで自分たちが取り組んできたことが、間違っていなかったと確信できた1日でもありました。明日は予選も決勝も、今日以上の結果を残せるよう全力で挑みますので、応援よろしくお願いします」
◆監督代行 手塚長孝のコメント
「今日はトラックリミット違反によってタイムは抹消されてしまいましたが、それでもQ1でのアタック自体は非常に良い内容で、これまでの積み上げや富士でのテストが成果として現れたと感じました。決勝は、Bコーナーでポジションを落として以降、なかなか思うように前に出られない苦しい展開でしたが、OTSを使って横に並び、果敢にバトルする場面も見せてくれました」
「前車に接近して走行するとダウンフォースが抜ける影響もあり、Jujuにとっては本当に辛いレースだったと思います。マシンのレースペースがもう少しあれば、もっと上の順位で終えられたはずだと悔しさは残りますが、前車に1秒以内でついていけたことは大きな収穫でした。明日に向けてセットアップを見直し、チーム全体でさらに良い結果を目指します」
以上

