予選レポート
2025/7/19
Rd-6 FUJI SPEEDWAY
天候:晴れ
気温:28℃
出走台数:22台
多くの学校で夏休み最初の週末となる7月19日-20日、第4大会富士スピードウェイは、『スーパーフォーミュラ夏祭り2025』として数々のコンテンツを準備して開催される。6月に富士スピードウェイで開催された公式テストでも総合トップタイムを記録し、現在ポイントランキングトップの牧野選手と、ポイントランキング2位で自信あふれる太田選手の両ドライバーにとっても、チャンピオンシップ争いをさらに優位に進めるためには、予選でのポイントも獲得したいところ。
第1予選A組の太田選手は、ウォームアップラップを2周回する予定でセッション残り6分を切ったところでコースイン。慎重にタイヤに熱を入れアタックへ。太田選手は第2セクターでややタイムロスするが、第3セクターでタイムを伸ばし4番手で第2予選に進む。B組 牧野選手は、予選開始とともにユーズドタイヤでチェックランのためコースイン。
しかしコースシグナルのトラブルで予選は10分遅れで仕切り直しに。B組予選再開後、牧野選手は残り5分でコースインすると1周回のウォームアップランを挟んでアタック。第1セクターで好タイムを記録するが、第2第3セクターでタイムを伸ばせず4番手で第2予選へ。
続く第2予選、第1予選のフィーリングを基に、両選手ともセットアップに変更を施す。牧野選手はグリップ不足を解消できず第3セクターでタイムを伸ばせず6番手タイム。太田選手は勢い余ったか第2セクターでコースをはみ出してしまう。これが走路外走行となり当該周回タイム抹消。予選12番手となった。
5:牧野任祐 選手 予選6番手(第1予選B組4番手、第2予選6番手)
「リヤのグリップ感を感じることが出来ず、予選はかなり苦戦しました。6番手3列目スタートのポジションが精一杯だったというか、このポジションで持ちこたえることが出来て良かったと思うほどです。予選でポイントが取れなかったことは残念です。決勝セットアップはまた別物ですし、3列目スタートは十分上位を狙えるポジションですから、スタートに集中して挽回したいです」
6:太田格之進 選手 予選12番手(第1予選A組4番手、第2予選12番手)
「昨日のフリー走行から車には好感触を持っていて、ただ第2セクターで後れを取っている部分がありました。アタックラップではその部分でプッシュしすぎ、コースを外れてしまい走路外走行のペナルティを受けてしまいました。決勝ペースに後方からの巻き返しでポイントを持ち帰りたいと思います」
決勝レポート
2025/7/19
Rd-6 FUJI SPEEDWAY
天候:晴れ
気温:31℃
出走合数:22台
富士スピードウェイの夏の風物詩となった『スーパーフォーミュラ夏祭り2025』第4大会富士スピードウェイ。2レース制で開催される本大会の1戦目となるRd6決勝は、気温30度、路面温度は50度を超える梅雨明けした夏空の元でスタートを迎えた。
3列目スタートの牧野選手は抜群のスタートで大きく順位を上げ1コーナーへ、しかしアウトサイドの位置取りが悪く、1ポジションダウンの7番手となる。太田選手はスタートで1台を抜き10番手でオープニングラップを周回した。
10周を終えピットウィンドウがオープンすると、チームは牧野選手をピットに呼びタイヤ交換を済ませる。一方、ペースの良い太田選手はスティアウトを選択。牧野選手は、1分25秒前半のペースでピットイングループの3番手を走行しながら、ステイアウト組とのタイム差を削ってゆく。
チームは、1分25秒代後半にペースダウンし始めた23周目に太田選手をピットに呼ぶ。トラブルなくタイヤ交換を済ませると、太田選手は小林選手との接近戦を制し、その時点のファステストラップを記録しながら10番手を走行。更に前を走るフラガ選手とのタイム差をじりじりと詰め32周目の1コーナーで並びかけるがオーバーテイクには至らない。
終盤、5番手を走る牧野選手、10番手の太田選手共に順位の変動がなく、牧野選手5位。太田選手10位でレースを終えた。
5:牧野任祐 選手 5位
「予選から引き続きリアのグリップ不足が解消できずとても厳しいレースになってしまいました。10周終了後のミニマムでタイヤ交換をしたメリットも思うように生かせず、期待した展開には持ち込めませんでした。公式テストの好感触が全く再現できず、前戦オートポリ
スでの課題が再発した感じです。テストデータを再度検証し、明日の第7戦に向けてチームとともにしっかり準備して臨みます」
6:太田格之進 選手 10位
「予選のミスで後方スタートとなりましたが、決勝ペースに自信がありましたし、スタートでも順位を上げることが出来ました。ただ、レース展開上ピットインのタイミングや、ライバルのペースに付き合う周回が多かったこともあり、思うようにポジションアップはできませんでした。レースペースの良い部分はありましたから、状況が整えば十分上位を狙えます。今日のフィーリングをポジティブにとらえて、明日のレースを戦います」


