2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦富士、ポールポジションからスタートしたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だったが、48周目のTGRコーナー(1コーナー)でブレーキトラブルが発生しスピン。グラベルに捕まって悔しいリタイアとなった。

2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2016スーパーフォーミュラ第3戦富士 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 日本のトップフォーミュラに参戦してわずか3戦目でポールポジションを獲得。決勝前もバンドーンのグリッドには多くの報道陣が集まり、注目の高さがうかがえた。しかしスタートでは力強いダッシュを決めることができず、2番手の石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)や3番手のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)をけん制しながら1コーナーへ。しかし、ここでブレーキをロックさせてしまいコースオフ。4番手にポジションを落としてしまった。

 その後は3番手のベルトラン・バケット(NAKAJIMA RACING)を攻略するべく、彼にプレッシャーをかけていったが、決め手を欠いて並びかけられない状態に。その間に後続も追いつき、関口やアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)も含めた四つ巴の3位争いに発展する。 

 そのなかでバンドーンは1歩も譲らないバトルを演じたが、48周目に入ったところのTGRコーナーで突然フロントブレーキから黒煙を上げスピン。グラベルにマシンを止めリタイアとなってしまった。

 レースを終えたバンドーンは「スタートは良くなかったね。1コーナーでもブレーキを遅らせすぎてタイヤもロックアップさせてしまった。コースオフしてしまって4番手に落ちてしまったけど、順位を取り戻そうと試みた。バケット選手にプレッシャーをかけていった。終盤は何人か加わってビックファイトになったけど、突然ブレーキが壊れて、レースを諦めることになった。しっかり原因を究明して、また良い結果を残せるようにチャレンジしたい」とコメント。やはりブレーキトラブルが前兆なく突然起きたことについては、驚きを隠せないようだった。

「それまで、まったく問題なく機能していたけれど、本当に突然フロントブレーキが壊れた。しかも時速300キロで走行している状態でね。でも幸運なことにクラッシュせず、グラベルで止まったから良かったといえば良かった。もし他のコーナーで同じことが起きていたら大クラッシュになっていたかもしれない」

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