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投稿日: 2018.04.22 03:20
更新日: 2018.04.22 03:21

スーパーフォーミュラ:P.MU/CERUMO・INGING 2018年第1戦鈴鹿 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:P.MU/CERUMO・INGING 2018年第1戦鈴鹿 予選レポート

2018 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第1戦 鈴鹿サーキット
◆4月21日(土)予選
#1石浦宏明 6位/#2国本雄資 9位
<予選>天候:晴れ|コース状況:ドライ

 2018年の全日本スーパーフォーミュラ選手権が鈴鹿で開幕。21日には、季節が早まったかと思われるほどの暑さの中で公式予選が行われ、P.MU/CERUMO・INGINGの2台は石浦宏明が6位、国本雄資が9位となった。

 昨年まで、3年連続でドライバーズタイトルを獲得し、チームタイトルも連覇を果たしたP.MU/CERUMO・INGING。今季は新たなスポンサーも加わり、車名も「JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14」となった。ドライバーラインナップはディフェンディングチャンピオンの石浦、2016年王者の国本が揃って今シーズンもステアリングを握る。立川祐路監督、浜島裕英総監督という盤石の体制も堅持し、ドライバー/チームの両タイトル連覇を目指す。今季のSUPER FORMULAは、全戦においてミディアムとソフトの2スペックのタイヤが採用される。そのうち、ソフトタイヤに関しては仕様が変わり、よりエキサイティングな戦いが期待できるようになった。シーズンオフに行われた公式テストでは、どのチームもこの新しいタイヤの特徴をつかもうと積極的に走行を重ねていた。

 開幕戦のレースウィークは全国的に快晴に恵まれ、各地で夏日の気温を記録するほどの暑さになった。併催されている2輪レースのセッションが延長した為、スーパーフォーミュラのフリー走行は定刻より遅れて10時25分にスタート。他のマシンのクラッシュで赤旗が2度出るなど、予定していたメニューをこなすのも難しい中で、国本が12番手、石浦が13番手のタイムを記録。十分な手ごたえをつかんだとは言い難い順位になったが、ここから挽回するため、チームは予選に向けてさらに準備を進めていった。

国本雄資(P.MU/CERUMO/INGING)
国本雄資(P.MU/CERUMO/INGING)

 公式予選は、この日最後の走行セッションとして、Q1が午後3時45分にスタートした。日は傾きかけていたものの、気温は23℃、路面温度は33℃を記録しており、午前中のフリー走行とあまり変わらないコンディションでのQ1となった。なお、レギュレーションによりQ1は全車ミディアムタイヤ装着が義務付けられ、ソフトタイヤでのアタックはQ2、Q3のみとなっている。セッションが始まったと同時に、揃って先頭でコースへと出ていった石浦と国本は、コースコンディションを確認しながらそれぞれ1分40秒台、1分39秒台のタイムを記録してピットイン。残り時間が7分を切ったところで再度コースへと戻り、ウォームアップラップを終えてからアタックに入った。石浦が1分38秒411で暫定4番手につけ、直後に国本が1分38秒224で逆転。最終的に、国本が10番手、石浦が14番手となり、2台が揃ってQ2に駒を進めることに成功した。

 Q2では、残り時間が20秒を切ったところで1台のマシンがコースアウトし、セッションが赤旗中断に。この時点で、石浦は暫定5番手、国本が8番手につけていたが、残り時間が3分に延長されてセッションが再開されると、ノックアウト圏内にいたドライバーたちが自己ベストタイムを更新。国本も、新品のソフトタイヤを投入してタイムの更新に挑んだが、わずかに届かず。最終的に9番手となり、明日のグリッドを決定することとなった。

 Q2を7番手で通過し、ポールポジション争いに進んだ石浦だったが、すでに2セットのソフトタイヤをQ2に投入してしまい、Q3はユーズドタイヤで挑むことに。何とかプッシュしたものの、Q2での自己ベストタイムを更新することができず、6番手に留まった。上位グリッドには食い込めなかったものの、明日は2台揃ってポイント獲得圏内からのスタート。綿密な作戦とピット戦略を駆使してチーム一丸となり今シーズン最初の表彰台を目指す。


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