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投稿日: 2018.04.25 18:23
更新日: 2018.04.25 18:32

スーパーフォーミュラ:ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2018年第1戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | スーパーフォーミュラ:ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2018年第1戦鈴鹿 レースレポート

4/22(日)決勝レース

天候:晴 コース:ドライ
気温:26℃ 路面温度:40℃
決勝レース距離 5.807km×51laps=296.157km

 前日の予選日に引き続き気温がぐんぐん上昇。全国的に真夏日となり、鈴鹿サーキットもレース前には26℃となりました。

 スーパーフォーミュラの決勝レースは13時50分にフォーメーションラップが開始となりました。No.20平川亮が8番グリッド、No.19関口雄飛が14番グリッドからレースをスタート。平川は少し出遅れて10位、関口は1つポジションを上げて13位でオープニングラップを終えます。

 その後すぐに2人ともに順位を上げて平川9位、関口12位の位置で序盤戦を走行します。上位集団はミディアムタイヤを選択しましたが、ITOCHU ENEX TEAM IMPULは2台ともにソフトタイヤでのスタートを選択。

 温まりの早いタイヤで序盤を追い立て、早めのピット作業を行い、後半ミディアムタイヤでコース上混雑の少ない所でプッシュしようという戦略です。中には2ピット戦略を採るチームもあり、そのマシンの早めのピットインがあったりしたため、平川8位へ、関口12位となります。

 14周目、平川は7位を走行していたNo.5野尻智紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とバトルへ。ホームストレート上で交錯して牽制し合い、ヘアピンで野尻選手が膨らんだところを見逃さずにインに突っ込みオーバーテイク。7位に浮上し、見せ場を作ります。

 その後18周目に平川がピットイン。4本ミディアムタイヤに変え、給油を終えると14.3秒の素早い作業にてピットアウト。レースへと戻ります。一方の関口は、前半ソフトタイヤでレースを戦ったドライバーの中で一番最後になる25周目まで引っ張ってピットイン。

 こちらも4本ミディアムタイヤに変えて給油を終え、13.8秒とふたたびピットクルーは迅速な作業でコースへと送り返します。

 ここで関口は前方を走っていたチームメイト平川の前に出ることに成功。しかし、タイヤの温まっている平川は猛然と追い上げて2台の僅差の攻防に。オーバーテイクを目論んで、ヘアピンで平川はインに突っ込みますが、関口はそれを許さず。平川は止まり切れずに関口のマシンに乗り上げるような形で、コースアウト・クラッシュ。ここでリタイアとなってしまいました。

 結果的に同士討ちとなり、後味悪いレースとなりかねませんでしたが、関口は幸いマシンに大きなダメージがなく、タイムも落ちることなくレースを続行します。その後、30周を超えると前半ミディアムタイヤで戦ったマシンが続々とピットイン。

 関口は安定したペースで周回を重ね、32周目に2位を走行していたNo.15福住仁嶺選手(TEAM MUGEN)がピットアウトしてくると、先行することに成功。徐々に作戦が功を奏し始めます。全車ルーティーンのピット作業を終えると、関口は2位にまで一気に順位を浮上します。


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