2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦がツインリンクもてぎで開幕。ウエットコンディションとなった予選前のフリー走行で、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)がトップタイムをマークした。

 2スペック目のスリックタイヤ、“ソフトタイヤ”が投入される今大会。前日の専有走行はドライコンディションで行われたが、一夜明けたツインリンクもてぎは朝から雨に見舞われる。1時間のフリー走行もウエット宣言のもと行われ、各車はウエットタイヤでコースインしていった。

 路面に乗っている水量が多いのか、挙動を乱したりコースオフするマシンが目立つなか、序盤にひとり1分46秒台でトップタイムを記録していたのは中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)。ただ、開始から16分が過ぎたところでロシターがこれを上回りトップに立った。

石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)

 前日の専有走行でコースオフを喫したP.MU/CERUMO·INGINGの2台は、セッション中盤からタイムを上げ始め、残り20分の時点で石浦宏明がロシターに続く2番手、国本雄資も3番手タイムを記録。2台はその後もピットイン~アウトを繰り返しながらタイムを削り、国本はロシターのタイムに0.1秒差まで詰め寄った。

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