「最終的に環境が変わってきて、夏休み前(F2第8戦ハンガリー)には結果もいい形(6位入賞)で終わりました。その流れでスーパーフォーミュラに行けるのはいいことだと思っています。自信はまったく失っていないですよ」

 F2で流れを掴んだ状態で、開幕戦鈴鹿以来4カ月ぶりのスーパーフォーミュラに挑む福住は、SF14というF2とは異なる特性、異なるタイヤを使うマシンにすばやく適応しなくてはならない。

「F2とスーパーフォーミュラの間にはマシンの違いが大きいので、もちろん最初は違和感もあると思います。タイヤも全然違いますから。まずはそこを意識して、フリー走行の短い時間のなかでクルマに慣れたいです」

 スーパーフォーミュラのワンメイクマシン『SF14』は“クイック&ライト”を標榜するマシン。コーナリングスピードを上げて走ることが重要になる。

 一方、3.4リッターV6シングルターボエンジンを搭載するF2マシン『F2 2018』は、コーナー入口でしっかりとブレーキングでマシンを止めて、向きを変えて加速させなければならない。特徴の違うフォーミュラマシンへの乗り換えではあるが、「F2からスーパーフォーミュラに乗り替える方が楽」と福住。

スーパーフォーミュラマシンを駆るのは福住にとって開幕戦鈴鹿ぶり
スーパーフォーミュラマシンを駆るのは福住にとって開幕戦鈴鹿ぶり

「F2の方がクルマの動きがややこしいんです。ブレーキの動力も全然違いますしね。クルマにアジャストするという部分では、難しい4週間連続(スーパーフォーミュラ、F2の4連戦)になるかなとは思っています」

「もてぎはカート時代から(相性が)いい印象があります。F3で唯一勝っているサーキットももてぎですし、まったく心配していません。自信はあります。不安なのは暑さですね。暑さでタイヤのグリップ力が変わってくるので、それがどうなるかなというところです」

 開幕戦鈴鹿では予選でチームメイトの山本尚貴に続き2番手を獲得。TEAM MUGENの2台でフロントロウを占めた。

「少ない時間のなかで予選前にフィーリングを取り戻して、予選でしっかり結果を出すことが第一の目標です。鈴鹿で2番グリッドをとれているので、あとはポールポジションしかありません」

「ポールポジションをとって、いいレースペースで走れるように頑張っていきたい」とひさびさのスーパーフォーミュラ参戦に向けて語る福住。スーパーフォーミュラ第5戦もてぎから、F2、スーパーフォーミュラとの4連戦を迎える。その初戦となるスーパーフォーミュラもてぎで上昇気流に乗れるか。

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