2018 SUPER FORMULA
JMS P.MU/CERUMO・INGING Race Report
第5戦 ツインリンクもてぎ
◆8月18日 (土) 予選
#1 石浦宏明 1位 / #2 国本雄資 10位
<予選> 天候:晴れ | コース状況:ドライ
ツインリンクもてぎで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選で、JMS P.MU/CERUMO・INGINGの石浦宏明がコースレコードを更新し、自身8度目のポールポジションを獲得した。一方の国本雄資は前日のマシントラブルの影響で惜しくもQ3には届かず、予選10位となった。
前戦の富士大会で今季初めて2台そろって表彰台を獲得したJMS P.MU/CERUMO・INGING。勢いそのままに挑む今大会は、チームにとって相性の良いツインリンクもてぎが舞台となる。
特に昨年の石浦は雨に翻弄された予選17位から大きくポジションアップして4位入賞を果たし、さらに一昨年には3位表彰台を獲得。国本も一昨年は石浦に次ぐ4位入賞で、シリーズタイトル獲得に向けて弾みをつけた場所だ。今季もダブルタイトル連覇に向けて大きなウエイトを持つこの1戦に、富士に続いて2台そろっての上位入賞を目指す。
金曜日の専有走行ではミディアムタイヤでのセットアップを中心に走行を重ねた石浦と国本。このセッションでは前戦から持ち越しているタイヤを使用するチームがほとんどで、そのタイヤの程度によりタイム差が出ることから、直接この結果が予選に結び付くわけではないものの、石浦は総合4番手タイムを記録し、上々の滑り出しを見せた。
国本はブレーキに不具合を抱えながらのセッションとなり10番手タイムにとどまったが、翌日の予選に向けて貴重な走行データを収集していった。
一夜明けた予選日は、朝から日差しは強いものの風が通り、絶好のレース観戦日和となった。マシンにとっても好タイムが出せるコンディションで、午前9時40分から始まったフリー走行では、前日と比べて全体的に1秒以上もタイムが更新された。
1時間のセッションで、国本は終盤のタイムアタックまではミディアムタイヤを装着してセットアップを進め、残り時間が15分ほどになったところでソフトタイヤを投入。1分32秒826の5番手タイムを記録した。
一方、石浦はセッション開始から20分ほどが過ぎたところで、最終コーナーで挙動を乱しスピン。幸いウォールへの接触は免れ、マシンにダメージはなかったものの、装着していたミディアムタイヤにフラットスポットを作ってしまったことから、残り時間はソフトタイヤでセットアップを進めていくことに。
終盤の予選シミュレーションでは周回数を多くこなしグリップダウンしたソフトタイヤでアタックすることになったため12番手タイムとなったが、ここで周りに比べてソフトタイヤでのセットアップに時間を費やしたことが、結果的にポールポジションを大きく引き寄せることになった。