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投稿日: 2018.10.29 10:25
更新日: 2018.11.01 13:23

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2018スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 決勝レポート

 
 終盤は背後から福住仁嶺選手に迫られたが、なんとかしのぎ切ってチェッカーを受け、11位でフィニッシュした。タイトル争いでは、ランキング3位だった山本尚貴選手がポール・トゥ・ウインを飾ったことで逆転チャンピオンに。石浦は3位となった。

 ミディアムタイヤでのスタートとなった国本は、ソフトタイヤを選んだ後続のマシンに先行され、14番手からレースを始めることに。ガソリンの搭載量が多い序盤はなかなかペースが上がらなかったが、周回数が進み燃料が軽くなってくるにつれてペースアップ。ピットインのタイミングを後半まで引っ張り、32周を終えてピットイン。ソフトタイヤに交換したあとは、暫定7番手でコースに戻った。
 
 34周目に1分42秒297の自己ベストタイムを記録すると、35周目にはシケインの混戦をすり抜け6番手に浮上。続く36周目に入った1コーナーでさらに1台をかわして5番手となる。ペース良く周回を重ねた国本は、42周目のシケインでもう1台をかわして4番手に。残り1周で表彰台圏内の3番手を0.3秒まで追い詰めた。
 
 残念ながら僅差で逆転はかなわなかったが、数々のバトルをみせ、予選順位から大きくポジションアップした4位で今シーズンの最終戦を締めくくった。国本の4位入賞でチームタイトル争いでは5ポイントを加算。チームランキングは2位となった。

 残念ながら、3年連続のチームタイトル、そして4年連続のドライバーズタイトル獲得は果たせなかったが、チャンピオンチームとして得た経験と実績を生かし、新型マシンで戦う2019シーズンに向け、ふたたびタイトルを奪回できるチーム作りに邁進していく。

ドライバー/#1 石浦宏明

「普段、僕たちは朝のフリー走行でマシンの状態を確認しながら、レースペースが速いことを前提に作戦を考えるのですが、今朝は極端にペースが悪く、4位でゴールできた開幕戦のセットアップに変更してレースに臨みました。スタートはうまく決まりましたが、その後は基本的には、ブレーキに違和感があり、前を追うというよりも後ろに追われるというペースでしか走れず、レースをしたという感じがあまりなかったです」

「昨日からエンジニアと一緒にデータを見ていたので、そこでもっと僕が正しくインフォメーションをしておけば気づけた問題もあったかなと思うので、今回は実力不足。流れを持ってくることができませんでした」

「初めてチャンピオンを取った翌年も、最終戦まで争った結果、連覇ができませんでしたが、それがパワーになってその翌年に2度目のタイトルを獲ることができました。今回も連覇できなかったのは悔しいですが、この悔しさをパワーにして、また頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました」

石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)


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