残り1時間となった11時に6回目の赤旗明けで走行が再開されてからしばらくの間が、コンディション的にはもっとも良化した時間帯で、ここで各車にタイム更新が多くみられている。タイムペースを引っ張ったのは石浦。それまでは1分35秒台だった自身および全体の最速タイムを、34秒台、32秒台、そして1分31秒038へと一気に詰めていった。同じ頃、2番手には小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)が上がっているが、石浦とは約4秒差の1分35秒137。終盤は雨が強まるなどしたこともあって、この時間帯のタイムが最終的なセッション上位となり、3番手にはホンダ・テストカーの武藤英紀が1分35秒184でつけた。

 石浦のタイムが突出しているが、彼のタイムでも前日のドライ総合最速タイムと比べると約125%水準。ブリヂストン時代の昨季最終戦鈴鹿でのドライとウエットのタイム比が、ドライが予選でウエットがレースという状況ではあったが約118%だったことを考えると、まだまだ差を議論すべきタイムレベルではないのかもしれないが、それでも、1〜2位に4秒というタイム差が出ることはスーパーフォーミュラでは稀だ。鈴鹿テスト時のメディアミーティングにおいてヨコハマのタイヤ開発リーダー・秋山一郎氏が「今季の実戦量産供給とは別に、我々の開発は継続していきます。JRPさん、トヨタさん、ホンダさんに協力いただきながら、来季以降へのアップデートを進めていきたいと思います」と話していたことと併せて考えると、(タイヤとは限らないが)なんらか異なるメニューが組み込まれていた可能性もあると考えられるところ。とはいえ、浜島裕英総監督も就任してCERUMO・INGINGが体制を一層盤石なものにしていること、そして連覇を目指す王者石浦の力量充実ぶりが著しいことが伝わってくるタイムでもあった。

 2日目の午後は今回最終となるセッションがやはり2時間半の予定で、2時から開始される。

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