これには、関係者を含め、サーキットに足を運びテストの様子を見守っていたファンも驚いたのだが、ロッテラー本人は1分34秒台が見えていたと感じており、意外にも悔しい表情を見せていた。

 テストを終えたロッテラーは「1分34秒台を出したかったね。決して100%というラップではなかった。たくさんのマシンがいて、シケインで渋滞してしまいスローダウンを余儀なくされたし、タイヤのウォームアップも満足いくものではなかった。スプーンでも1台に引っかかってしまった。多分、コンマ1秒はロスしていたと思うから……ちょっと残念だよ」と悔しがる。

 じつは、この時期は気温も低くタイムが出やすい傾向にあり、公式のラップレコードは14年の開幕戦でロッテラーが記録した1分36秒996だが、テストでの非公式タイムを含めると、16年の11月に野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒456を記録しており、これが実質的な鈴鹿での最速タイムだった。

 しかし、今回はそれを1秒以上も更新されることとなった。テストに参加した全ドライバーの平均タイムをみても前年比で1秒アップしているのだが、これは17年用スペックのヨコハマタイヤと、パワーアップしたエンジンの影響が大きいという。

「タイヤも良くなっているし、エンジンもパワーアップしている。そしてこの時期はマシンが速いからね。本当に凄いスピードだった。レースウィークになるとまだ違った展開になってくると思うけど、この2日間は充実していたし、楽しめたよ」と、ロッテラーは語る。

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