午後のセッションでは2日間ともに、チームメイトの中嶋一貴とともにワン・ツーで終えたトムス勢。苦戦を強いられた16年から、息を吹き返して来たようにも見えるが、彼らはライバルの動向にも注意を払っている。特に、多くの注目を集めている16年GP2チャンピオンのピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)のパフォーマンスには驚いたという。
2日目午後のセッションで1分35秒585をマークし、3番手に入ったガスリーについて尋ねられたロッテラーは「まだ開幕前だから、何とも言えない。他のドライバーも速くなってきているしね。でも、ガスリーの走りには驚いたよ。素晴らしいルーキーだね。もしかすると、バンドーンより手強いかもしれない」と、印象を語る。
03年にデビューしたフォーミュラ・ニッポン時代を含め、15シーズン目の参戦となるロッテラー。16年の最終戦で、17年はスーパーフォーミュラへの参戦を終了すると示唆していたが、最終的には参戦が決定。
並行して参戦するWEC世界耐久選手権では、アウディの撤退を受け、ポルシェに移籍することとなった。ロッテラーにとってはWEC参戦も重要だが、日本でレースをするということに重要な意味を見出しているようだ。
「WECのプログラムはプロフェッショナルだし、僕のキャリアの中でも重要なこと。でも、フォーミュラで限界まで攻めていくのが好きだし、自分にとっては、チームもファンも家族のような存在だ。なにより日本でレースをすることが大好きだからね。何年もタイトル獲得から遠ざかっているから、17年は何としても取りたいよ」
WECのテスト日程と重なっているため、3月31日から富士スピードウェイで行われる2回目の合同テストは欠席となるが、久しぶりに頭一つ抜け出る速さをみせたロッテラー。この勢いで開幕戦もポールポジション争いに絡んでくることは間違いなさそうだ。
