レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.05 12:04
更新日: 2017.05.05 12:11

LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S スーパーGT第2戦富士 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S スーパーGT第2戦富士 レースレポート

予選(5月3日)
天気:晴れ〜曇り コース状況:ドライ
気温:18度 路温:27度(15時)
予選開始:15時00分(GT500クラスQ1開始)

 スーパーGT第2戦はゴールデンウイーク恒例の富士スピードウェイ戦、いつにも増してたくさんの観客がサーキットを訪れる一戦である。開幕戦を2位で終え、シリーズタイトル奪取に向けて好発進したLEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sは、30kgのハンデを背負っての臨戦だ。

 しかし、レクサスLC500とブリヂストンタイヤの素晴らしいマッチング、そして充実のチーム力と大嶋和也&カルダレッリの強力コンビをもってすれば、ここでも引き続きの上位フィニッシュは充分に可能。通常より200km長い500kmという長丁場の戦いの果てに、連続表彰台、そして優勝を目指す。

#6 WAKO’S 4CR LC500
予選結果:3位(予選Q1ベストタイム:1分28秒241/カルダレッリ選手) (予選Q2ベストタイム:1分28秒217/大嶋選手)
 ドライコンディションの予選日、#6 WAKO’S 4CR LC500はまず朝のフリー走行でトップと0.021秒という僅差の好タイムをマークして2番手に。午後のノックアウト予選にはQ1をカルダレッリ、Q2を大嶋が受け持つオーダーで臨んだ。Q1、カルダレッリは1分28秒305でトップに立つと、さらに1分28秒241へとタイムを詰める。このタイムで最終的に3番手となり、カルダレッリはQ1をしっかり突破してみせた。

 Q2は大嶋の出番。1分28秒262をマークした時点で大嶋も首位に立ったのだが、直後、ライバル勢にわずかながら上をいかれて、順位を下げる。しかし僅差接戦の熾烈な攻防のなか、大嶋は1分28秒217へと0.045秒のタイムアップを果たし、3位まで順位を上げて予選を終えることとなった。

 トップ2台よりも重いハンデを積んでの戦いであることを考えれば、予選3位というポジションは望み得るベストといってもいい結果だろう。

決勝(5月4日)
天気:晴れ コース状況:ドライ
気温:19度 路温:29度(スタート10分前)
決勝パレードラップ開始:14時10分
決勝レース周回数:110周

#6 WAKO’S 4CR LC500
大嶋和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
決勝結果:2位
(所要時間:2時間52分33秒722/ベストラップ:1分30秒944=大嶋選手)

 今季から始まったレース前の予選トップ3チーム紹介に、GT500クラスでは唯一の2戦連続出場ということにもなった大嶋&カルダレッリ。好天のもと、スタンドを埋める大観衆の前での500km長距離戦を、#6 WAKO’S 4CR LC500は大嶋〜カルダレッリ〜大嶋という走行順で戦う。

 最初のスティントの序盤、大嶋はタイヤの内圧が上がらずペース的に苦しみ、スタート位置の3番手からポジションを下げる展開となってしまった。一時は6番手まで後退。だが、18〜19周目に37号車をパスして5番手に浮上、そして35周を終えるところでルーティンのピットストップへ。

2017スーパーGT第2戦富士 WAKO'S 4CR LC500
2017スーパーGT第2戦富士 WAKO’S 4CR LC500

 カルダレッリは73周終了までの中間スティントを走るなかで、バトンタッチ前にあった首位38号車との10〜15秒差をキープしてみせた。そしてその間に、ポジションは2番手まで上がる。39周目に23号車をパスし、その後、2番手を争っていた1号車と36号車の接触があり、遅れた1号車を55周目にパス。さらにペナルティを受けた36号車の後退により、2番手へとポジションを上げることに成功したのであった。

 最終スティント、大嶋は「ほとんどクリアラップが取れなくて大変でした」というなかでも、首位との差を懸命に詰めていく。最後は5秒まで差を削るが、開幕戦に続く2位でゴール。残念ながら勝利には手が届かなかったが、チャンピオン争いのことを考えれば、開幕連続2位は素晴らしい結果である。


関連のニュース