一方のGT300クラスは、第2戦富士を制したJMS P.MU LMcorsa RC F GT3と同じく、レクサスRC F GT3を使うSYNTIUM LMcorsa RC F GT3、富士を得意とするポルシェ911 GT3R勢が上位争いの主軸となりそうだ。

 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は、第4戦SUGOの公式練習でトップタイムを記録。予選でも3番手につけ、決勝でも5位を獲得するなど速さを発揮。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3とはタイヤーメーカーが異なるが、ウエイトハンデが18kgと軽く、サーキットとマシンの相性は証明済み。第5戦富士でも注目すべき1台と言える。

 また、ストレートの長い富士を得意とするポルシェ勢。第4戦SUGOではD’station Porscheがセーフティカーの不運と決勝での接触、黄旗追い越しによるペナルティで15位フィニッシュ、GULF NAC PORSCHE 911は10位フィニッシュと上位には食い込まなかったものの、第2戦富士の予選ではGULF PORSCHEが予選2番手、決勝ではD’station Porscheが3位表彰台を手にしている。

2017スーパーGT第2戦富士 D’station Porsche
2017スーパーGT第2戦富士 D’station Porsche

 SUGOで下位に沈んだ反面、ウエイトハンデではD’station Porscheが34kg、GULF PORSCHEが26kgと比較的軽い状態で富士に挑める点も、追い風となる。

 チャンピオン争いという点では、ランキング首位のVivaC 86 MCが82kg、2番手のグッドスマイル 初音ミク AMGと3番手のGAINER TANAX AMG GT3が70kgのウエイトハンデを積む。3台ともマシン特性としてはストレートの長い富士とは相性がよくないため苦戦を強いられそうだが、ポイントの取りこぼしは避けたいところ。ランキング上位陣の粘りの戦いも見どころのひとつだ。

7月28日にオープンした富士ジュラシックウェイ
7月28日にオープンした富士ジュラシックウェイ

 レースの勝ち負け以外でも、この8月の富士スピードウェイには見逃せないイベントがある。富士戦に合わせて、コース外ではさまざまなイベント行われる予定だが、7月28日からオープンする「富士ジュラシックウェイ」はその中でも一番のホットスポット。

7月28日にオープンした富士ジュラシックウェイ
7月28日にオープンした富士ジュラシックウェイ

 トヨペット100Rのイン側の森林エリアに、自然の地形や樹木をそのままに太古の恐竜たちの世界が表現されている。その巨大な恐竜模型だけでなく、子どもが乗れるお子様用の「乗れる恐竜」も用意されており、レースとともに8月の夏休みを子どもと楽しむにはうってつけ。これからの富士スピードウェイの新しい注目スポットになりそうだ。

 また、予選日、決勝日ともに2017年のレッドブル・エアレースでランキング首位につけるトップパイロット、室屋義秀によるエアロバティックフライト『YOSHIHIDE MUROYA Special Flight @ FUJI SPEEDWAY Supported by LEXUS』が行われ、世界トップクラスのアクロバット飛行を場内各所で楽しめる。

 さらに今回、新たな試みとして、新しいレース観戦スタイルを提案する『FUJI SPEEDWAY ACTIVE PARK CAMP』も開催。パナソニックコーナー外側の芝生エリアがバーベーキューやDJプレイを堪能できるスペースに生まれ変わり、手ぶらでバーベーキューを楽しみながらレースを観戦できるようになる。

 イベントの詳しい情報はタイムスケジュールは富士スピードウェイ公式サイト内イベントページをチェックしよう。

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