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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.07.31 10:58

30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

決勝レース(81周)7月23日(日)13:30~

 どうか天気はそのまま……との祈りも虚しく、日曜日のSUGOは雨に見舞われてしまう。それでも、決勝レースが近づくと雨はやんで、徐々に路面状態は回復方向に。
 
 スタート進行の開始と同時に行われる20分のウォームアップでは、周回を重ねるごと、どの車両もタイムを縮め続けていた。ここで「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」をドライブし続けていたのは、スタートを担当する永井選手だった。
 
 1分32秒台でタイムを詰めつつ、コンスタントに走行していただけに、追い上げにも期待がかかった。しかし、問題はタイヤチョイス。現状が保たれるなら間違いなくドライタイヤ。そこでグリッド上でいち早くウエットタイヤから交換される。
 
 ところが、フォーメーションラップを間近に控えて、雨がポツリポツリと降り始め、レーダーでは雨雲の接近が確認されたことから、ウエットタイヤに再び戻すこととなった。
 
 この選択は正解で、フォーメーションラップのうちに勢いを増した雨は予想以上に路面を濡らし、ドライタイヤを選んだ車両は、まさにゴボウ抜かれ。永井選手は好スタートを切って、1周目には、4台抜きの20番手に浮上する。
 
 4周目の最終コーナーでクラッシュが発生。レース開始早々にセーフティカーがコースに入る。それまでに1台をかわしていた永井選手は、10周目からのバトル再開後もしっかりポジションをキープ。リスタート後の接触で遅れた1台があったことから、18番手に上がることとなった。
 
 その後も前を行く車両にプレッシャーをかけつつ、永井選手は周回を重ねていった。やがて雨もやんで路面も回復方向にあったことから、「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は早めのドライタイヤへの交換を敢行。27周目に佐々木選手と交代する。
 
 残り周回を思えば、十分に巻き返しは可能なはず。実際に順位を佐々木選手は確実に上げていたのだが……。そんななか、38周目から43周目にかけ、さらに46周目から49周目まで、2回もSCランが相次いだこともあって、ライバルの多くが予定どおりピットに入れず。
 
 その間に「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は、なんと11番手にまで上がっていた。ところが、最後のリスタートから4周後、佐々木選手のペースが明らかに鈍っている! やむなく54周目にピットイン。原因は予選でも見舞われたハイブリッドエラーだった……。
 
 メカニックの懸命の作業もあって、ゴールまであと7周というところで、なんとかピットアウトに成功。61周を走行し、規定周回も満たしたことから23位という結果を得ることにもなった。
 
 後方グリッドからのスタートで、しかも天候がめまぐるしく入れ替わるなか、入賞も明らかに見えていただけに残念ではあるものの、次のレース、富士はもう2週間後。気持ちを入れ替えるとともに、トラブルの原因もしっかり解決されれば、今度こそ本領発揮は確実なはずである。
 

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