5/4(水)決勝レース
天候:☀ 路面状況:ドライ
気温/路面温度 24℃/39℃(スタート時)
決勝レース距離 4.563km×110laps=501.93km
観客動員数:50100人
事前の天気予報では4日の決勝日は雨となっていましたが、予選日の3日の夜から雨が降り出し、御殿場市内はひどい雨風にさらされていましたが、朝には雨は上がり快晴。気温も上昇し清々しい天候となりました。
決勝レースは予定通り、駆けつけた5万人を超える大観衆の目前で14時にフォーメーションラップ1周ののちスタートを切りました。スタートドライバーはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。順調にオープニングラップをトップで終え、好ペースで2位以下を引き離しにかかります。6周目にはGT300クラスとの交錯が始まり、白熱する後続の2番手、3番手争いを気にしつつ差を広げて一時は最大17秒ほどの差をつけて独走状態に入ります。32周を迎えたあたりから上位陣が続々とピットイン。カルソニックIMPUL GT-Rは38周目にピットインを敢行。4輪のタイヤ交換と給油、安田裕信へのドライバー交代を終えて作業時間48.9秒でピットアウトしていきます。
2ndスティント、コースに戻った後は2位のマシンと約12秒の差。1stスティント同様独走と行きたいところでしたが、8秒差まで差が縮んでしまったところで、監督の星野一義から安田へ無線で喝が入ります。その後、レースも小康状態になっていたところで、72周目にNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(伊沢拓也選手)がタイヤバースト。マシンのパーツがコース上に散乱してしまいセーフティーカーが導入。ここまで築いてきたリードも水の泡となり、レースは振り出しに。78周目、セーフティーカーが解除。その周はコースに残り、トップの座を守って次の79周目にピットイン。ここでも4輪のタイヤ交換と給油、2回目のスティントとなるオリベイラへのドライバー交代を終えて作業時間44.0秒でピットアウトしていきます。
3rdスティントに入り82周目、4位スタートながらも順位を上げてきていたNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ選手)が短いピット作業時間でコースへ戻ってくると、逆転を許してしまいました。それでも、すぐにアウトラップのNo.1 GT-Rへと追いついたオリベイラは僅差でオーバーテイクのチャンスをうかがいます。96周目、1コーナーでインに飛び込みつつコカ・コーラコーナーまで軽い接触を伴いつつサイドバイサイド。見事に料理して首位奪還します。その後もNo.1 GT-Rはすぐ背後から追いかけてきつつもいよいよレース終盤、トップを守りつつポールtoウィンも目前に迫った残り3周、周回数にして107周目、100Rでまさかの左リアタイヤのバーストによりスピンアウト。マシンのリアセクションを破損し、マシンを止めて、ここでレースを終えました。
最終結果は11位となり、ノーポイント。予選ポールポジション獲得による1ポイントの加算のみとなりました。2日間たくさんのご声援、ありがとうございました。無念の結果となりましたが、優勝のみを見据えて次戦SUGOに向けて戦い続けます。引き続き応援よろしくお願いします。
カルソニックIMPUL GT-R 2016年シーズン ここまでの戦績
第1戦岡山 予選5位 決勝5位
第2戦富士 予選PP 決勝11位
ドライバーズランキング7位/チームランキング7位
TEAM IMPUL Next Race Information
全日本スーパーフォーミュラ選手権 第2戦 5/28(土)〜29(日) 岡山国際サーキット
SUPER GT 第4戦 7/23(土)〜24(日) スポーツランドSUGO
※5/21(土)〜22(日)に予定されていたSUPER GT第3戦オートポリス(大分県)がこの度の熊本地震による影響により中止となりました。被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げるとともに被災地の一日も早い復旧を祈念いたします。
ドライバーからのコメント
安田 裕信 Hironobu Yasuda
とても悔しいレースになってしまいました。沢山の応援ありがとうございました。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ Joao Paulo Lima De Oliveira
言葉がありません。チームの努力が水の泡になってしまいました。今日の経験から学び、前に進むのみです。皆さんからの応援に感謝します。
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