<予選>
 SUPER GTの予選はノックアウト方式で実施され、GT300クラスでは上位14台がQ2へ進出することになる。

 練習走行から約2時間の間でチームは、最善のセットアップを行いFerrari 488 GT3を予選に送り出す。14時35分から50分までの15分間の予選Q1は、これまでのレースと同様に新田が担当。

 コースオープンとともにタイムアタックを開始した新田は、計測3周目には練習走行のタイムを上回る1分39秒248をマークしその時点でタイミングモニターのトップにきた。続く周には1分38秒574を記録し、さらにタイムアップを果たす。

 このベストタイムを記録した後も新田はタイムアタックを続けたが、タイヤのピークをすぎていたたためこれ以上のタイムアップは難しく、またチームはQ2へ進出できると判断し新田をピットへ呼び戻す。

 Ferrari 488 GT3はピットで待機しライバル勢のタイムアタックを見守ることになったが、新田のタイムを上回るマシンは少なく、結果として7位で予選Q2へ進出した。

 GT500クラスの予選Q1を挟んで始まった予選Q2。Ferrari 488 GT3に乗り込んだ都筑は、コースインから2周に渡ってタイヤに熱を入れつつマシンの状況をチェック。計測3周目には、練習走行でマークしたタイムを更新する1分40秒298を記録し、さらにタイムアタックを続ける。

 4周目には1分38秒835までタイムアップを果たし、さらに上位進出をうかがう。5周目も1分38秒台をマークするが、ベストタイムを塗り替えることはできず、ここで予選Q2を終えてピットへ戻る。結果として、1分38秒835のベストタイムで10位を獲得した。

Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3

 ふたりのドライバーはチームが用意してくれた最善のセットアップで充分な速さを見せることができたので、決勝のレースにも自信をみせている。

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