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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.14 11:03
更新日: 2018.05.14 11:04

30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第2戦富士 レースレポート

 ところが、交代から2周後のダンロップコーナーで、ブレーキングのタイミングの違いからGT500と接触。相手をスピンさせる格好となってしまったため、36周目にドライビングスルーペナルティを余儀なくされる。しかし、不運はそれだけではなく、その2周前には緊急ピットイン!カーボンパーツを踏んでしまったタイヤが悲鳴を上げて交換を求めていたからだ。
 
 これでいったんは最後尾近くまで落ちてしまったものの、永井選手もまた執念を見せた。前を行く車両を着実にとらえ続け、21番手にまで挽回を果たした65周目に、佐々木選手へと交代する。ラスト3周でまだ逆転する力を持っていただけに、最終的な18位という結果は不運が重なったとはいえ、もちろん本来得るべき成果ではない。しかし、諦めることなく最後まで走り続けたことで、貴重なデータをまた積み重ねることはできた。
 
 すぐに訪れる次回のレースは、ともに三重県出身の永井選手と佐々木選手にとってホームコースである鈴鹿サーキットが舞台。ここまで2戦の悔しさを、きっと晴らしてくれるに違いない。

決勝後コメント
永井宏明選手

「13番手で交代した後の、4ラップ目にフロントタイヤの空気圧が下がり、止まり切れずにGT500に追突することとなりました。その後、完全にパンク状態になってしまい作戦外のピットインをし、タイヤ交換。そのロスから最終的には18位。外したタイヤにはカーボンが刺さっており、コース上で破片を踏んだことが要因でした。その後のペースも良かっただけに、皆さまに申し訳ない気持ちでいっぱいです。次の鈴鹿は、ホームコースなので細心の注意を払い全力を尽くしますのでご期待ください」

佐々木孝太選手

「路面温度が上昇すると一揆にタイヤは元気になり、25番手スタートから13番手までポジションを上げることができました。マシンも順調な仕上がりで#31と同等のパフォーマンスがあるだけに、やはり、我々の課題はタイヤとのマッチング。この先のレースは、今みたいに低い路面温度ではないと思うので、少しは良くなるはずなので、ご期待ください。

金曽裕人監督

「残念な結果でしたが、ドライバーもマシンもパフォーマンスが高いことは分かりました。特に、佐々木選手のスタート直後25番手から13番へのジャンプアップ、永井選手の速いアベレージでのLAPタイムには満足できました。パッケージは良くなってますので、あとは全体の流れを全員でつかみ、ミスなく走り切ることが重要かつ課題だと思います。特に、次戦の鈴鹿は#30号車の地元でもあり、大勢の応援団が来られると伺ってますのでここを照準として一番の成果を狙います」


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