そのRAYBRIG NSXを12ポイント差で追っているのがARTA NSX-GT。今季は第3戦鈴鹿での優勝だけでなく、前戦SUGOでも2位表彰台を獲得するなど、安定して上位で戦っている。若きエースとして、そのARTAを牽引している野尻智紀は、今回のオートポリスに向けても気合充分だ。

「ランキングも2位で、これまで順調といえば順調ですし、みんな手応えも感じています。チームとして、いい雰囲気のなかでここに来ています。そういう流れとか、チームとしての勢いをここでもう一発出したいですし、オートポリスでしっかり結果を残すことによって、もてぎに向けての流れをしっかり作っていかないといけません」

「落とせるレースはもうないので、今回ももてぎもしっかり獲っていくつもりで戦いたいと思います。現状、僕たちはランキングトップでもないので、挑戦者、チャレンジャーとして臨むレースになりますが、今回100号車(RAYBRIG NSX-GT)よりは上でゴールしなければいけないと思っていますし、12ポイントという差を縮めなければならない」

「最終戦のもてぎで勝てば、その時点でチャンピオンになっているという状況に持ち込みたいですし、それが可能になるような位置で今回のレースを終えられれば、僕たちにとって非常にいいレースができたと言えるでしょうね」

 そのARTAは、ここまで49ポイントを獲得しているため、今回は49kgのウエイトを搭載。これはARTA NSXがもっとも車重の重いクルマということを意味する。その影響について、野尻はどう考えているのか?

「もちろんウエイトがある分、難しい戦いになるのは間違いないと思います。ただ、タイトルを獲っていくようなチームというのは、ウエイトを積んでいても、決勝になったらしっかり上位に上がったりというところが非常に重要です」

「また、今のクルマはホンダさんが開発面ですごく頑張ってくれて、ポテンシャルが非常に高いと思うので、重くてもしっかり上位で戦えるんじゃないかという期待感もあります。重いからといってQ1で落ちるつもりもないですし、ポイントを獲れない位置でレースをするつもりもありません」

「表彰台に絡んでいくようなところでレースできるんじゃないかと思っています」

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