ホンダの2台に続いて、現在ランキング3位につけているのは、ディフェンディングチャンピオンのKeePer TOM’S LC500。前回のSUGOではレース終盤にストップしてしまい、ノーポイントに終わったため、追いかける立場となったニック・キャシディだが、「前回、SUGOでポイントが獲れなかったのは、僕たちにとっては、そこまで悪いことだったとは思っていない」という。
「あのまま8位になっていたら、今回のオートポリスで燃料(流量)リストリクターの調整を受けなくてはいけなかったからね。燃リスの影響というのは、(各メーカーの)エンジンごとに違っているものだけど、僕の感触ではホンダやニッサンと比べて、レクサスの方が燃リスが入った時に厳しい状況になると感じている」
「逆に燃リスが入っていない場合には、とてもいいんだよね。だから今回はチャンスがあると思っている。基本的に、このサーキットではミッドシップのホンダがすごくいいと思う。特に、セクター3の上り区間でね。だから、彼らを倒すのは、とても大変だと思う。だけど、ベストを尽くすよ」
「なかでも、僕がもっとも起こって欲しくないと思っているのは、ピットストップの問題だ。去年、このサーキットでは、すごくいい結果が得られそうだったけど、ピットストップでの問題(ピットアウト後、運転席のドアが開いてしまうアクシデント)があったから、その点には気をつけないとね」
「クルマの速さ自体は、あまり気にしていないんだけど、ストラテジーやピットストップに関しては、とても気にしている。もしタイトルを狙うとしたら、ここで優勝を狙わないとダメだろうね。優勝できるかどうかは分からないけど、とにかく優勝を目指してプッシュしたい」
「条件が良くて速いクルマが多いと思うから、とてもタフだけどね。とにかくポイントリーダーとの差を9点以内には縮めて、最終戦に向かえればと思っているよ」
各車が走り始めるのは、20日(土)の9時にスタートする公式練習からとなるが、一体勝負の行方はどうなるのか? まずはこのセッションでの勢力図が気になるところだ。
