AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018スーパーGT第7戦オートポリス GT500予選レポート
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
2018 AUTOBACS SUPER GT
Rd.7 オートポリス
GT500 予選レポート
今季2度目のPP獲得、明日に向けて入念な準備
第7戦は今まで積んでいたウェイトハンディが半分になり、ARTA NSX-GTは49kgのウェイトを積んで戦うことになる。午前のセッションはなかなか思うようなタイムが出せず、ドライバーもセッティングに悩んでいたが、徐々に気温が上がるに連れ、最終的には伊沢がトップタイムをマークすることに成功した。
そのままの流れで伊沢拓也がQ1を走行する事になった。午前よりも更に気温は上がりコンディションの変化に車が合うかどうか心配されたが、伊沢は見事なアタックで2番手のタイムをマーク。Q2進出を決めた。
Q2を走る野尻智紀はいつもより緊張している様子だ。Q2開始後、少し遅めにコースインし、前後の車両との間隔をピットに確認しながらタイヤに熱を入れた。前後の間隔が十分に取れたところで野尻はタイムアタックに入った。良いタイムを出すには1周のタイヤマネジメントが難しく、野尻はセクター毎のタイヤの使い方に集中した。1周を上手く走りきった野尻は2番手に約0.5秒の大差をつけて今季2度目のポールポジションを獲得した。
鈴木亜久里監督のコメント
「伊沢も野尻もカッコ良かったね。素晴らしい、の一言。しかし、大事なのは明日なので、明日良い結果を出せるように仕事を進めたいね」
星学文エンジニアのコメント
「午前のセッションは持ち込みのセットの確認から始めました。予選のコンディションとは違いましたが、大きく悪い印象は受けませんでしたが、ユーズドタイヤではバランスがあまり良くないところがありました。しかし、予選向けのセットを決めて二人に託しました。二人ともミスなく走ってくれて何とかポールを決めることが出来ました。大切なのは明日なので、戦略とセットを確認して準備したいです」
野尻智紀選手のコメント
「午前のセッションではニュータイヤで満足いくアタックできる環境ではありませんでした。しかし、伊沢選手がフリーもQ1も良いタイムを出してくれて、車を良い方向にアジャストしてくれました。凄く緊張していましたが、ボクがアタックする時は良い状態でアタックする事が出来ましたし、自分でも良いアタックが出来たと思っています。ここは速いだけでは勝てないサーキットなので、しっかりと準備をして良い結果が出せるように頑張ります」
伊沢拓也選手のコメント
「午前の最初は調子が良くないところから始まって、徐々に良くなって、それを野尻選手につなげる事が出来ました。自分としては最低限の仕事が出来たと思っています。最後のQ2のアタックはボクも驚きましたが、野尻選手はいつも驚くようなパフォーマンスを発揮してくれるので、それを信じて待っていました。明日は難しいレースになると思いますが、このチャンスをしっかりと活かしていいレースをしたいと思います」