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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.04.16 09:00
更新日: 2019.04.16 10:38

ブリヂストン 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | ブリヂストン 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2019年 スーパーGT第1戦岡山国際サーキット[GT300]

新田守男/阪口晴南(K-tunes RC F GT3/BS)が波乱のレースを制する

開催場所:岡山国際サーキット
開催日:2019年04月13日(土)~2019年04月14日(日)

 予選から決勝までブリヂストンタイヤ装着車が上位を席巻。断続的に振り続けた雨の悪コンディションのなかで素晴らしいトップ争いを演じた新田守男/阪口晴南(K-tunes RC F GT3/BS)が12周目にトップに立つと、その後の波乱の展開のなかでも首位を堅持して優勝。表彰台をブリヂストン装着車が独占した。

<予選>

 今シーズンからブリヂストン装着車が1台増えて5台となった。トラブルに見舞われてしまった1台を除いて、4台が予選で1-4位を独占した。

 出場台数が29台と多いGT300クラスは2グループによってQ1予選が行われ、両グループでブリヂストンタイヤ装着車がトップタイムをマーク。4台がQ2に進出を果たした。そして、Q2では新田守男/阪口晴南(K-tunes RC F GT3/BS)と高木真一/福住仁嶺(ARTA NSX GT3/BS)が緊迫のポールポジション争いを演じて、0.016秒差で高木/福住組がポールポジションを獲得した。

GT300表彰台にはブリヂストンユーザーが並んだ
GT300表彰台にはブリヂストンユーザーが並んだ

<決勝>

 ウエットコンディションの決勝では、GT500クラスの巻き上げる水煙で視界が悪く厳しい状況のなかでレースが展開された。セーフティカースタートの後に1コーナーで起きたスピン&クラッシュによって再びセーフティカーがコースイン、10周目にレースが再開された。
 
 新田/阪口組が12周目の1コーナーでトップを奪うと、度重なるアクシデントによる複数回のセーフティカーランとレース中断のなかでも終始トップを守り、高木/福住組、脇阪薫一/吉田広樹(埼玉トヨペットGB マークX MC/BS)を従えてゴール、優勝した。

<優勝ドライバーのコメント>
新田守男選手のコメント

「優勝できて良かったです。今日は本当に厳しいレースでした。2番手スタートだったので、前からの水煙で路面のコンディションが良く分からなかったほどです。高木選手が少しミスした時に思い切って抜くことができて、トップに立ってからははっきりとコースのコンディションが確認でき、ブリヂストンタイヤが頑張ってくれて勝つことができました」

「走行中にアクシデントに遭った車両を見て、その度に『大変だったんだろうなぁ』と感じていました。僕の周りはあまり激しいバトルがなかったけれど、何度もセーフティカーが出て2度も赤旗でレースが中断されたので、その度に『集中力を切らさないように!』と自分自身に言い聞かせていました。」

阪口晴南選手のコメント

「結局レースではドライブしなかったですが、予選でフロントローを確保できていたことでチームの優勝に貢献できたんだと思いとてもうれしいです。僕がデビューレースで勝てたことより、多くのファンの方が応援に来てくれたチームのホームコースで勝つことができたのが本当にうれしいです」

「新田さんがスタートしてからはずっと、ピットでモニターとにらめっこしていました。時間の流れるのがこんなに遅いと感じたのは初めてですね。新田さんが高木選手を抜いた瞬間は、もうシンプルに『本当に凄いな!』と思いました。」

<ブリヂストンMSタイヤ開発部マネージャー:松本真幸のコメント>

「予選のドライ、決勝のウエット、両コンディションで優位性を示すことができました。最高の開幕戦、シーズンのスタートを切ることができました」

「ベテラン二人のトップ争いも素晴らしかったですが、今シーズンからブリヂストンタイヤを装着する埼玉トヨペットさんは、テストの段階ではまだマッチングが良くなかったのですが、開幕戦までに一気にパフォーマンスをアップして初の表彰台を得ました。まだ第一戦が終わったばかりですが、チャンピオン連覇に向けて良いスタートが切られたと思います。」


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