4月14日 決勝
ピットウォークが終わるまで耐えていた天候も11時を過ぎたあたりから徐々に雨が降り出し、決勝前のウォームアップ走行が始まる頃には完全にウエットコンディションへと変化した。
14時30分にセーフティカー(SC)先導によりレースはスタート。3周のSCランの後、4周目より本格的にレースがスタートするもその直前より雨は激しさを増し、コースはヘビーウエットの状態となってしまう。
そしてスタート直後に1コーナーでアクシデントが発生。コース上に再度SCが入ることに。NILZZ Racingのスタートドライバーを務める田中はアクシデントを無事回避、隊列走行に加わり周回を重ねていった。
11周目よりコースの撤去作業が終わりリスタート。雨はますます強くなり、田中は前車より捲き上る水煙で非常に視界の悪いなかでのドライビングを強いられてしまう。
13周目、モスSコーナーで多重クラッシュが発生。SCが入るもすぐに赤旗が提示されレースは中断となってしまう。
約45分の中断を経て15時45分にレースは再開。SC先導の後、19周目よりリスタートとなった。GT500車両が24周目に入った直後の1コーナーでGT500車両2台による接触があり、このレースで5回目のSCが入る。
雨はますます強くなり、コース上は雨が流れてできた川や水たまりが至る所に見られSCラン中にスピンする車両も現れるほどにコンディションは悪化したため、31周目に赤旗が再び提示。
その後もコンディションは回復する気配も見せず、レースは30周終了時点で終了と決定された。結果、田中は今回の非常に難しいレースを生き残り、NILZZ Racingは2019年の開幕戦をトップと同一周回の20位という結果で終えることとなった。
今回は荒天による厳しい状況にも関わらずご声援、ご支援いただきましたみなさま、特に今回サーキットにご来場いただき最後まで応援いただきましたスーパーGTファンのみなさまには厚く御礼申し上げます。
次回第2戦富士大会は5月3日~4日に富士スピードウェイで開催されます。富士大会は500kmレースとなりますので、田中勝輝と飯田太陽に加え、2018年スーパー耐久ST-Xクラスチャンピオンの浜野彰彦が加わります。
新たなドライバーを加えさらに上位を目指すべく、チーム一丸となって邁進しますので、引き続きご声援、ご支援を賜りますよう引き続き宜しくお願い申し上げます。