スーパーGTフォト

2019.08.21

WAKO’Sが敢行した紙一重のピット


WAKO’Sが敢行した紙一重のピット SC導入決定から3秒後、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rの状況を目の前で確認できている17番ポストでは、管制からの一斉連絡を受けていち早く「SCボード」を掲示した。このときWAKO’S 4CR LC500はほぼ第1セーフティカーライン寸前のところで、たしかに際どいタイミングではあった。 17番ポストの競技判定ラインには第1セーフティカーラインが用いられているため、ルール上は「17番ポストでセーフティカーボードが掲示される前までに第1セーフティカーラインを超えていればピットインが許される」ことになる。今回のケースはまさにこの微妙なタイミングだった。 服部尚貴レースディレクターは「第1セーフティカーラインをほぼ通過しようかというWAKO’S 4CR LC500は、すでに17番ポストの確認が難しい位置にあった。したがって、あの瞬間にWAKO’S 4CR LC500のドライバーが注視し、従うべきポストはメインフラッグタワーだった」という判断により、ピットインは際どいタイミングでセーフの判定が下された。【513784】